異なるものを一緒にする、並べる、付け加えるという意味があります。
その他に、普段の使い方では、あまり含むことはありませんが、競うという意味もあるようです。
ビジネスの場面でよく使われます。
一緒にするという意味で使う場合、2つのものは、並び立つイメージで、基準となるものはありません。
並列の状態と捉えれば分かりやすいと思います。
「併せて」の意味
あわせてを漢字で表記する場合、併せての他に、合わせてという字を使う場合もあります。
併せては、前述したとおり、2つのものを並列させるイメージですが、合わせての場合は、基準となるものがあり、それにもう1つをくっつけるというイメージです。
そこに違いがあります。
同じような意味ですが、実は考え方に違いがあるのです。
「併せて」の使い方
あわせては、例えば、「シャツにズボンを合わせてコーディネートする。」
のように、シャツという基準となるものに対して、ズボンをくっつけるといようなときには、「合わせて」の方を使います。
対して、「1組と2組で併せてテストをする」というような、基準がなく、一緒にするときには、「併せて」を使います。
英語で表すならば、合わせては「フィットさせる」、併せては、「ミックスする」というイメージです。
「併せて」の例文
先日は本当に申し訳ありませんでした。
以後同じようなミスを繰り返さないように、気をつけます。
併せてお詫び申し上げます。
プロジェクトについてまとめた資料をお送りしました。
併せてご確認ください。
肝臓の検査の結果が出ました。
併せてご連絡します。
現在、この通路は、大変混雑しています。
別の通路もありますので、併せてご利用下さい。
「併せて」についてのまとめ
今回は、併せてという言葉について、解説しました。
合わせてという、同じ漢字で、同じような意味を持つ言葉があるので、かなり混同しやすいです。
おそらく、多くの人が、違いを理解しておらず、使い分け出来ていません。
そのような中で、きちんと意味を理解し、適切な使い方が出来ていれば、とてもかっこいいです。
ぜひ、今回の記事を読んで、正しい意味を知り、使えるようにしてください。
「合わせて」は「フィット」、「併せて」は、「ミックス」というように、英語をイメージすると理解しやすいでしょう。