煎じ詰めるは「極限まで煎じること、行き着くところまで考えを進めること」。
使うことができる場面は一応あります。
ただ、ちょっとマイナーな言い方です。
煮詰めるは「議論などをとことん行っていくこと」。
もう話し合う部分がないと言えるほどに、徹底的にやるというケースで使うことが多くなっている表現と言えるはずです。
「煎じ詰める」の意味
煎じ詰めるとは、極限まで煎じること、行き着くところまで考えを進めることです。
前者の意味で使うシーンはそんなに多くはないでしょう。
したがって、後者の意味に関して、使われる機会が多いと言えます。
そして、この言葉はそんなにメジャーではないと言えます。
知っている人は少ないので、馴染みを感じづらい言い方になります。
「煮詰める」の意味
煮詰めるとは、議論などをとことん行っていくことです。
議論をしているようなシーンで使っていくという点は重要なポイントになるでしょう。
煎じ詰めるの意味に近い部分はあります。
しかし、完全に一致しているわけではないので、そこは頭に入れておきましょう。
基本的にはこちらの方が多くが知っている状況なので、馴染みは覚えやすいです。
「煎じ詰める」と「煮詰める」の用法や用例
「煎じ詰めるような状況もたまにはあるけど、極限の状況まで考えていくと、かなり多くの時間と手間が必要であり、それだけ疲労も感じやすいと言えると思うんだよ。」
「議論に関して、煮詰めていくことは大切だけど、あまりにも時間をかけすぎるのも問題である。
したがって、制限時間のような部分は決めておいた方がいいと思うんだ。」
煎じ詰めると煮詰めるは意味は似ている
煎じ詰めると煮詰めるは表記としては近い部分があると言えます。
また、意味に関しても似ていると評価できるので、全体的に区別しづらい状況となっているのです。
そこは理解しておきましょう。
ただ、基本的には煮詰めるの方がよく見聞きします。
こっちの方が使用頻度は高くなっていますから、そこはちゃんと覚えておきましょう。