「手法」と「方法」の違い・意味と使い方・使い分け

B!

手法は「ものを作ったり、何かを行うときのやり方」を表します。

「technique」と言い換えるとわかりやすいです。

方法は「目的を達成するための手段」を表します。

「a way」と言い換えるとわかりやすいです。

「手法」の意味

「手法」はやり方の中で芸術作品を作る時の表現技法を表す言葉です。

ある程度やり方が決まっている、確立された技法に用いるため、技術や工学分野で○○の手法と使用すると少し違和感を覚える方もいらっしゃるかもしれません。

「方法」の意味

「方法」はやり方の中でも目的を達成するために行う手段を表す言葉です。

科学的、哲学的、工学的な場で使用されます。

例えば研究で開発したやり方や、製品の作り方
、ある目的地までの行き方などは、すべて方法と示されます。

「手法」と「方法」とほかに似ている言葉

「手法」と「方法」以外にも似ている言葉がある。

例えば「手段」。

「手段」は目的を達するための具体的なやり方であり、「方法」のうちの1つのやり方が「手段」となります。

「この方法でうまくいった」という場合は、すべての成功したやり方を示すが、「この手段でうまくいった」という場合は、成功したある1手を示す。

「手法」と「方法」、「手段」の意味の違い

○○の「やり方」と表題をつけたいときに、いつも迷います。

手法?方法?手段?それぞれ微妙にですが意味が異なります。

「手法」はある程度やり方が決まっている技法に、「方法」は目的を達成するために行う手段に、「手段」は目的を達するための具体的なやり方に使用します。

細かいですが、覚えておくと悩まなくて済みますね。

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