「殴る」は、拳や棒を乱暴に打つことです。

英語では「hit」「strike」「beat」「slap」「club」で表されます。

「あざができるほど殴る」は「beat a person black and blue」です。

「殴られて気絶した」は「He was knocked senseless. 」です。

「ぶつ」は、打つことです。

英語では以下のように表されます。

「子供の頭をぶってはいけない」は「You mustn’t hit children on the head. 」です。

「平手で頬をぶたれた」は「I was slapped on the cheek. 」です。

「殴る」の意味

「殴る」は、相手に攻撃を加えるために、拳や棒を乱暴に打つことです。

※動詞の連用形について複合動詞を作り、「乱暴に行う」という意味を表します。

「書きなぐる」のように使います。

以下のように使います。

殴るけるの乱暴を働く  拳固で頭をなぐる お兄ちゃんが私を殴った 

☆slap
擬音語です。

他動詞の意味は「平手や平たいものでぴしゃりと打つ」「打ち当てる・無造作に置く・無造作に身に着ける」「罰金・税金などを課す」「刑務所にぶち込む」です。

「彼は私に平手打ちを食わせた」は「He slapped me in the face. 」です。

「ぶつ」の意味

「ぶつ」は、以下のような意味です。

①打つことです。

叩くことです。

なぐることです。

②演説・芝居などをすることを強めていう言葉です。

③博打をすることです。

「打つ」の転です

以下のように使います。

父にぶたれる 平手で頬をぶつ 拳固で頭をぶつ 一席ぶってきた

☆beat
原義は「続けざまに打つ」です。

他動詞の意味は「打ち負かす」「打ち勝つ・破る」「叩く・なぐる・打ち延ばす」などです。

「彼をなぐって意識を失わせる」は「beat him senseless」です。

「彼を殴って自白を強要する」は「beat the confession out of him」です。

関連語

「小突く」は、指先などで突いたり押したりすることです。

「頭をこづく」のように使います。

「ひっぱたく」は、強く叩くことです。

「余計なことを言った奴はひっぱたく」のように使います。

「叩きのめす」は、徹底的にたたくことです。

「あまりに生意気だから叩きのめしてやる」のように使います。

「打ち据える」は、動けなくなるほど殴ることです。

「数人が寄ってたかって一人の青年を打ち据えた」のように使います。

「ぶん殴る」は、「殴る」を強めていう言葉です。

「腹が立って五・六発ぶん殴った」のように使います。

「殴る」は 拳や棒を乱暴に打つこと、「ぶつ」 は打つことです。

「打つ」「叩く」「殴る」「ぶつ」は、類語です。

「小突く」「ひっぱたく」「叩きのめす」「打ち据える」「ぶん殴る」「殴り飛ばす」「殴りつける」「張る」「食らわす」は、これらの言葉の関連語です。

共通する意味は「対象に道具・手などを強く当てる」です。

「打つ」「叩く」「殴る」「ぶつ」の四語は、多くの場合、意志的な動作を指します。

「殴る」「ぶつ」は、「人間が人間や動物の体に攻撃を加える」という意味です。

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