帯出は「備品などを持ち出すこと」。
基本的には図書館などにおいて、そこに置いてある本を持ち出すような意味で使用されやすい表現ですが、それを禁止する意味で使われるケースもあります。
携行は「携えたうえで持っていくこと」。
帯出の意味にちょっと似ています。
でも、知名度で言えば、携行の方が高いでしょうから、そこは知っておくべきです。
「帯出」の意味
帯出とは、備品などを持ち出すことです。
備品に該当するものであれば、幅広く使うことができる表現になりますけど、実際は図書館に置いてある本に対して使用するケースが多いです。
また、帯出を禁じるときにこの表現を使うことが多くあります。
日常生活ではそんなに見聞きしない言い方になるので、馴染みは感じづらいでしょう。
「携行」の意味
携行とは、携えたうえで持っていくことです。
何かを携えながら、どこかに持っていくという意味になります。
日常的に使うことができる表現であり、帯出に意味は似ている状況です。
でも、使用頻度に関しては携行の方が高いと思われるので、そこは知っておいてほしいです。
つまり、こういった部分においては差を感じることがしやすいでしょう。
「帯出」と「携行」の用法や用例
「ここにある本は基本的には帯出してはいけない。
したがって、家に持ち帰って読んではいけないんだ。
あくまでもこの場所で読むことが原則となっているんだよ。」
「現代人はスマートフォンは常に携行しているイメージだ。
どこに行くにしても、スマートフォンだけは絶対に持っていくような感覚でいるのではないかと思えてくる。」
帯出と携行は意味が似ている
帯出と携行に関しては意味はそれなりに似ています。
したがって、そういった部分では区別はしづらい言い方になるはずです。
実際、同じようなシーンで使っていくことがしやすいので、そこは知っておきましょう。
でも、使用頻度に関しては携行の方が高いと言える可能性があります。
だから、そこも覚えておくべきポイントになります。