「天気雨」は、日が照っているのに降る雨です。

「狐の嫁入り」は、日が照っているのに雨の降る天気のことです。

英語では、「天気雨」も「狐の嫁入り」も「a sun-shower」で表されます。

「日照り雨」は「a sudden rainfall in sunshine」「a sudden shower in sunshine」です。

☆shower
原義は「北西の風」です。

名詞の意味は「シャワー」「にわか雨」「短時間に降るみぞれ・霰・にわか雪」「涙・弾丸などの雨」「結婚ン・出産などのお祝い贈呈パーティー」
「怠惰な、だらしのない人」です。

「にわか雨にあう」は「be caught in a shower」です。

「天気雨」の意味

「天気雨」
日が照っているのに降る雨です。

日照り雨のことです。

「狐の嫁入り」と同じ意味です。

☆天気
①任意の場所の任意の時刻の気象状態です。

「空模様」と同じ意味です。

②気象状態のことです。

「晴天」と同じ意味です。

③天皇の機嫌です。

「天機」と同じ意味です。

人の機嫌のことです。

☆rainfall
名詞です。

「降雨」「雨降り」「雨量」「降水量」です。

「年間50cmの降水量」は「an annual rainfall of 50 cm. 」です。

「狐の嫁入り」の意味

「狐の嫁入り」は、以下のような意味です。

①夜、狐火が多くなり連なって、嫁入り行列の提灯のように見えるものです。

②日が照っているのに雨の降る天気のことです。

「天気雨」「日照り天気」と同じ意味です。

浄瑠璃(壇浦兜軍記)に「狐の嫁入りのそばへ雨、晴らしていかう」とあります。

☆sunshine
名詞です。

「日光・日ざし・晴天」「日なた・日だまり」「輝き・幸福・喜び」「英国式呼びかけの言葉」です。

「4月の天気は雨と晴が同時にやってくる」は「April weather, rain and sunshine both together. 」です。

☆狐火

夜陰に野原などで火が点々と見えたり消えたりする現象をいいます。

原因は明らかではありません。

「狐が火を燃やす」という俗信から生じた言葉です。

東北地方では「狐の松明」と呼ぶ地方もあります。

この狐火が提灯行列のように見えることから、「狐の嫁入り」と呼びます。

菅江真澄の(雪の出羽路)に「村に何か良いことがある前兆として狐火が現れる」とあります。

「天気雨」は 日が照っているのに降る雨、「狐の嫁入り」 は日が照っているのに雨の降る天気のことです。

「天気雨」「狐の嫁入り」は、類語です。

共通する意味は「日が照りながら雨の降る天気をいう俗語」です。

「天気雨」は、日が照っているのに降る雨です。

「狐の嫁入り」は、日が照りながら雨の降る天気の時に、すり鉢をかぶって井戸をのぞいたり、袖をかぶって見たりすると、「狐の嫁入り」が見えるという言い伝えからきた言葉です。

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