説明は「一方的が相手にあることについて分かりやすく内容を述べること」。
「解説」と言い換えると分かりやすい。
協議は「お互いにあることについて意見を述べ合い一致点を模索すること」。
「会談」「話し合い」と言い換えると分かりやすい。
説明は上下関係の場合がありますが、協議はあくまで対等の立場で行う意見交換です。
「説明」は相手に分かりやすく述べること
「説明」は目上の人やあるいは目下の人、対等の人が、ある事柄について相手に対し分かりやすく内容を述べる行為です。
どちらかが上下関係に位置することが多いのです。
「分かるように説明してください」「そんな説明では納得できません」「不祥事を起こした議員には説明責任があります」「説明を尽くしたのに分ろうとはしない」などと使います。
「協議」は対等の立場で話し合うこと
「協議」は上下関係がないお互いに対等な立場で、ある事柄について話し合い、お互いの意見をぶつけ合い一致点を見つけることです。
「協議は不調に終わった」「二国間協議を開催した」「協議に応じない」「あれは説明会ではなく協議だ」「あくまで説明会であって協議ではない」「大国同士腹を割って協議をした」などと使います。
日本は「説明」と言い、韓国は「協議」と言って引かない。
日本は貿易手続きの改定について理由の「説明」会を開いたつもりなのに、韓国ではあれは二国間「協議」であったと異なる認識を示しました。
対等の立場で意見交換をして、手続きを元に戻すよう翻意を促すように話したと国内向けに話をしなければならない苦しい立場が窺えます。
日本側は一方的「説明」に尽きたのに、「協議」だという詭弁は身勝手な感じがしてしまいます。
「説明」は一方通行的、「協議」は双方向的なもの
「説明」は一方的に分かりやすく述べることで、質疑応答はあっても「協議」のようにお互い対等な立場で意見交換をし、ある結論や一致点に行き着くことはありません。
「協議」を継続しているうちに、分からないことが生じたので事情「説明」をしたとうことはあり得ます。
「協議と言い張る可能性があるため、わざわざ説明会という張り紙を大きく掲げておいた」と使います。