安閑は「のんびりしていること」。

「のんびり」と言い換えると分かりやすい。

のどかは「ゆったりしていること」。

「ゆったり」と言い換えると分かりやすい。

「安閑」は「安らかで閑」と言うことですが、そうは言っていられない状況でも相変わらずの安閑は油断と言えます。

「のどか」は「長閑」と書き、「安閑」と似ていますが「長く閑」と言うことなのでゆったりしている様子を言います。

「安閑」はのんびりのこと

「安閑」は落ち着いた様子のことですが、「安閑としてはいられない」と使われることが多い言葉です。

「のんびり」していることを咎めるような言葉になり、否定的な言葉として使います。

「台風が上陸するというのに安閑としていて良いのか」「このような状況では安閑とばかりしてはいられない」「このような事態で安閑としていられる人は大物だ」などと使います。

「のどか」は長閑

「のどか」は「長閑」と書き、「安閑」といている意味もあります。

「のんびりして落ち着いた」様子は「のどか」にも言えます。

「のどかな田園風景」「田舎はいつものどかだ」「どことなくのどかな山と川のある景色」「今日の天気はいつになくのどかさを感じられる」などと人ではなく風景や雰囲気に使うことが多い言葉になります。

「安閑」は「のどか」と言うこと言うことだけではない言葉

「安閑」は「のどか」と同じ意味が有りますが、別の意味として危機感の無さにも使われる言葉です。

「のどか」はそのようには使いません。

「のどか」は都会の喧騒の無い場所やのんびりしている人のことを表す言葉ですから、それ以外の意味はありません。

「安閑」は「のんびりしてはいけない」「安閑としてはいけない」という時の言葉なのです。

「安閑」と「のどか」とは

「安閑」は人の様子で「閑なこと・落ち着いていること・のんびりしていること」などの意味が有り、人の様子や態度などに使われ、特に、「安閑としてはいられない」と使われています。

「のどか」は「長閑」と書き、「ゆったりしていること・落ち着いていること・のんびりしていること」などの意味が有り、多くは風景や雰囲気などのことに使われます。

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