僧侶は「仏門に帰依し仏教の教えを広める人のこと。」
「坊さん」と言い換えると分かりやすい。
導師は「葬式の時に死者を冥途に導く役割をする僧侶代表のこと」。
「先導僧侶」と言い換えると分かりやすい。
「僧侶」は「坊主、坊さん、お寺さん、和尚さん、方丈さん」などいろいろな名前で呼ばれます。
仏門に帰依している人で、人々を導く役割を持ち、葬式や法事には欠かせない存在となります。
「導師」は葬儀の時の呼び名です。
「僧侶」は仏教の伝道者
「僧侶」は仏門に帰依している人のことを総じて言います。
俗世間から出家をして、仏門に帰依し仏教の教えを守り修行をしている人のことです。
「僧侶」となるためには、大学で勉強をする人が多く、本山などで修業をして許可が得られれば「僧侶」となります。
剃髪の「得度」を経て、受戒、四度加行など一連の儀式を経験する必要があります。
いわば仏教の伝道者となるのです。
「導師」は葬儀の僧侶代表のこと
「導師」は葬式の際の「僧侶」の代表に対する敬称です。
大規模な葬式になると「僧侶」が何人も参列をします。
「導師」はその中の代表格の「僧侶」で住職などの高僧がなります。
読経をして、死者に「引導」を渡し、「迷わず冥途に導く」という役目となります。
「引導師」とも言います。
「大導師、脇導師、時導師」などの種類もあります。
「僧侶」は時には住職、時には「導師」
「僧侶」は様々な名称を持ちます。
坊主、坊さん、お寺さん、和尚さん、ご住職、方丈さん、時には「導師」と言われることもあります。
もともと「導師」は仏教の教えを伝える「伝道師」の働きをする人のことでしたが、現代では葬式を主導する僧侶と言う立場になります。
お布施には税金がかからないことから「坊主丸儲け」と言う言葉がありましたが、現代の「お寺さん」は総じて経営難になっています。
「僧侶」と「導師」とは
「僧侶」は仏門に帰依した人のこと。
出家をして得度など一連の儀式を行い許可が出て初めて「僧侶」となるのです。
「僧侶」はあくまで仏教の教えを説くことが使命ですから、安易に「僧侶」になることは寺を継ぐなどの事情がない限り、難しい職業になります。
「導師」は葬式を主導する「僧侶」で、死者に引導を渡す役割を担います。