爪痕を残すは「災害や事件などの被害が非常に大きい状況であること」。
災害や事件が収まった後も、その影響や名残などが大きい、いつまでも存在しているという意味で使います。
猛威を振るうは「力や勢いがすごいために、影響の度合いが大きいこと」。
爪痕を残すと同じような場面で使用できます。
ただ、やや漠然とした意味になるのです。
「爪痕を残す」の意味
爪痕を残すとは、災害や事件などの被害が非常に大きい状況であることです。
何らかの災害や事件の影響が大きい、被害が甚大であるというケースで使う言葉になります。
かなり大きな被害が出たようなケースで使う言葉であるため、そんなに頻繁には使用されません。
しかし、言葉としてはそれなりに有名なので、聞いたことがある人は多いでしょう。
「猛威を振るう」の意味
猛威を振るうとは、力や勢いがすごいために、影響の度合いが大きいことです。
意味としては爪痕を残すに近いと評価できるでしょう。
でも、こちらの方がややアバウトな意味となっている点は特徴です。
そのため、いろいろなシーンで使いやすいので、使用頻度は必然的に高くなりやすいと言えます。
そこは覚えておいてほしいです。
「爪痕を残す」と「猛威を振るう」の用法や用例
「戦争が発生すれば、どうしてもその影響は大きいだろう。
終戦を迎えたとしても、爪痕を残す状況は確認され、その後の人々の生活を困難にさせやすいと言えるだろう。」
「今回の台風は非常に大きな猛威を振るったみたいだ。
各地で被害がかなり出ている。
台風に関してはある程度被害が出るのはしょうがないかもしれないが、できるだけ防ぎたいものだよ。」
爪痕を残すと猛威を振るうは同じような意味
爪痕を残すと猛威を振るうに関してはそれなりに意味が似ています。
どちらも災害などの影響が大きいといった場面で使うことができるのです。
ただ、猛威を振るうについては、より漠然とした意味なので、いろいろなケースで使うことがしやすいですが。
どちらもそれなりにメジャーな言い方になるため、聞いたことがある人は多いはずです。