「強化ガラス」と「防弾ガラス」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

強化ガラスは「普通ガラスに熱処理をしたガラスのこと」。

「安全ガラス」と言い換えると分かりやすい。

防弾ガラスは「強化ガラスに樹脂被膜をしたガラスのこと」。

「フイルムガラス」と言い換えると分かりやすい。

普通のガラスに比較して「強化ガラス」は4~5倍も強度があり、割れても鋭利な破片にはなりません。

自動車のフロントガラスや「防弾ガラス」は更に強固にするために合成樹脂のフイルムを張り合わせてあります。

「強化ガラス」は安全ガラス

「強化ガラス」は普通のガラスの製法でまず製造されます。

再びガラスの融点近くまで熱した後、冷風を吹きかけ表面を急速に冷却します。

その処理により表面だけに割れにくい層が作られるのです。

また、仮に割れてしまっても破片は粉々になり、断面は鋭利にはなりませんから、「安全ガラス」と言われています。

テーブルトップやショーウインド、陳列棚などに使われます。

「防弾ガラス」は強化ガラスとフイルム

「防弾ガラス」は最も強固なガラスとして知られています。

アメリカ大統領専用車のガラスは「防弾ガラス」なのは周知のことです。

「防弾ガラス」は2枚以上の「強化ガラス」の間にポリカーボネイドやポリウレタンなどの合成樹脂フイルムを張り合わせて造られます。

主に要人警護の車や航空機の窓、宝石の保護ガラス、兵器の窓、地雷除去装置などに使われます。

車のフロントガラスは「強化ガラス・防弾ガラス」

自動車のフロントガラスは「強化ガラス」が使われていますが、いわゆる「合わせガラス」と言って、「強化ガラス」2枚の間に特殊合成樹脂のフイルムを挟んで造られます。

「強化ガラス」だけですと、面には強くても、一点に力が掛かると粉々になってしまいます。

フイルムを張り合わせることで強固なガラスにしているのです。

「防弾ガラス」も同じ原理で造られています。

「強化ガラス」と「防弾ガラス」とは

「強化ガラス」は普通ガラスから造られ、融点近くまで熱したガラスを急速に冷やすことで、表面に割れにくい層を作るものです。

ショーウインドや陳列棚などに使われます。

「防弾ガラス」は「強化ガラス」にフイルムを張り合わせた特殊な「合わせガラス」のことで、要人警護や航空機、兵器などに使われます。

ガラス面を強化することや特殊フイルムの効果で衝撃を吸収しています。

普通の「合わせガラス」は車のフロントガラスにも使用されています。

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