「試食」と「試飲」の違い・意味と使い方・由来や例文

試食は「試しに食べること」。

一般的には出来上がった料理などを食べるときに使われますが、作った本人が食べるのではなく、それ以外の人たちが食べるケースで使われやすい表現になります。

試飲は「試しに飲むこと」。

こちらも結局は味を確かめるので、試食と同じような意味です。

ただ、主に飲み物に対して使用する表現になります。

「試食」の意味

試食とは、試しに食べることです。

何かを試しに食べるときに使う言葉ですが、基本的には出来上がった料理を作った本人以外の人が食べるときに使うことが多いです。

試食コーナーといったものがお店の中にある場合もあり、このケースではお客さんが特定の食品を試しに食べることになります。

それなりに馴染みを感じやすい表現になるはずです。

試飲とは、試しに飲むことです。

こちらは食べるではなく、飲むなので、その点に関しては一応の違いはあります。

しかし、厳密に言えば、違いはほとんど存在しないでしょう。

試飲も結局は味を確かめるためにする行為なので、状況としては試食とあまり変わりません。

ただ、試食よりは頻繁には使われにくい表現になると言えるでしょう。

「試食コーナーに置いてある料理はどれも美味しそうに見えて仕方ない。

したがって、私はスーパーなどを訪れるたびに食べたくなってしまうんだよな。」

「今回わが社で新たに販売を考えている飲み物に関してだが、とりあえず社内の人間に試飲してもらったところ、そこそこ好評だったと言える。

だから、このまま商品化を検討していきたい。」

試食と試飲はどちらも味を確かめるという意味で使っていく言葉です。

食べ物と飲み物という違いはありますが、目的や行為については違いはないと言えるでしょう。

したがって、同じような意味であると評価できます。

でも、どちらかと言えば試食の方がよく使われやすいと言えるので、そういったところは理解しておいた方がいいと思われます。