「つまむ」は、指先でつまみ持つことです。

英語では「pinch」「pick」で表されます。

「指先で挟んで持つ」という意味の場合「pinch」を使います。

「つまんで取る」という意味の場合「pick」です。

「ケーキをつまんで食べた」は「He ate the cake with his fingers. 」です。

「鼻をつまんで薬を飲みこんだ」は「I held my nose and swallowed the medicine. 」です。

「つねる」は、皮膚をつまみ、強くねじることです。

英語では以下のように表されます。

「彼は私の腕をぎゅっとつねった」は「He picked my arm sharply. 」です。

「我が身をつねって人の痛さを知れ」は「What hurts you will hurt others, too. 」です。

「つまむ」の意味

「つまむ」は、以下のような意味です。

①指先でつまみ持つことです。

②転じて、指先や橋で取って食べることです。

③要点を取り出すことです。

かいつまむことです。

摘要することです。

④狐・狸が化かすことです。

歌舞伎・三人吉三廓初買(さんにんきちさ ・くるわの はつがい)に「さてはいよいよつままれたか」とあります。

以下のように使います。

菓子をつまむ 大意をつまんで解説せよ
端をつまむ 鼻をつまむ 狐につままれる

「つねる」の意味

「つねる」は、爪や指先で皮膚をつまみ、強くねじることです。

以下のように使います。

腕をつねる 頬っぺたをつねる 我が身をつねって人の痛さを知れ
鼻をつねる 人の見ていないところでつねった

<関連語>
「摘む・つむ」は、物を指先や爪の先でつまんで取ることです。

また、はさみなどで先を切り取って短くすることです。

「若葉をつむ」「枝をつむ」のように使います。

<摘・抓の漢字>

「摘・つまむ」
字義は「つむ」「ゆびさす」「あばく」「乱す」です。

解字では、「手+?」で構成されます。

「?・てき」の部分は「中心に寄せ集める」を表します。

これらにより「五本の指を集めて果実の実などをつまみとる」を表します。

「抓・つねる」
字義は「かく・掻く」「つねる」「つまむ」です。

解字では、「手+爪」で構成されます。

「爪・そう・つめ」の部分は「上から下にあるものを手でつまみ持つ形」を模っています。

「手」を付して「つまむ・掻く」を意味します。

「つまむ」は 指先でつまみ持つこと、「つねる」は 皮膚をつまみ強くねじることです。

「つまむ」「つねる」は、類語です。

「摘む・つむ」は、これらの言葉の関連語です。

共通する意味は「指で挟むこと」です。

「つまむ」は、指で挟んで小さいものを取ったり持ったりすることです。

また、「菓子をつまむ」のように「小さいものを手で取って食べる」という意味でも用いられます。

「摘む」「撮む」とも書きます。

「つねる」は、指や爪で相手の皮膚をつまんでねじり、軽い痛みを与えることです。

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