「作り事」は、実際には無い事を、あたかもあったことのようにこしらえた事柄です。
英語では「a fabrication」「fiction」で表されます。
「彼のアリバイは全くの作り事だった」は「His alibi was a complete fabrication. 」「His alibi was a complete fake. 」です。
「それは単なる作り事ではなかった」は「It was not mere fiction. 」です。
「創作」は、あたかも真実のように偽って言うことです。
英語では「creation」「a creative work」「a novel」で表されます。
「創作する」は「create」「write a novel」です。
「その話は彼女が創作したものだ」は「She made that story up herself. 」です。
「作り事」の意味
「作り事」は、以下のような意味です。
①作った物です。
②実際には無い事を、あたかもあったことのようにこしらえた事柄です。
「こしらえごと」と同じ意味です。
以下のように使います。
作り事がばれる 彼の話には作り事が多い
<ノベル>
「小説」は、坪内逍遥による「novel」訳語です。
文学の一形式です。
「小説」は、作家の構想力で人間や社会のあり様などを、登場人物の心理・性格・筋の展開などを通して描いた散文体の文学作品です。
「novel・ノベル」は、写実的な小説や長編小説を指す場合もありますが、普通は、単に「小説」の言い換えとして用います。
「創作」の意味
「創作」は、以下のような意味です。
①新たにつくることです。
新しい物をつくり始めることです。
その作品です。
②芸術作品を独創的に表現することです。
また表現された作品です。
③あたかも真実のように偽って言うことです。
また、その言葉です。
以下のように使います。
創作版画 創作物 彼のアリバイは創作だ 創作活動 創作ダンス
物語を創作する その話は彼の創作だ
<作・創の漢字>
「作」
字義は「つくる」「なす」「なる」「おこる」「おこす」「起きる」「たつ」「偽る」「はたらき」「作品」「うごき・ふるまい」です。
解字では、「人+乍」で構成されます。
甲骨文字では「乍・さ」で表されます。
「木の小枝を刃物で切り除く形」にかたどり、「つくる」を表します。
人によって行われるので「人」を付して「つくる」を意味するようになりました。
「創」
字義は「傷つける」「傷・切り傷」です。
解字では、「刀+倉」で構成されます。
「倉」の部分は「傷つく」を表します。
これらにより「刀で傷つく」を表します。
第二の字義に「始める」「始めて作る」があります。
「作り事」は 実際には無い事を、あたかもあったことのようにこしらえた事柄、「創作」は、 あたかも真実のように偽って言うことです。
「作り事」「創作」は、類語です。
共通する意味は「事実でないことを事実のように作り上げること」です。
両語とも同じように使われます。
「作り事」は、実際には無い事を、あたかもあったことのようにこしらえた事柄です。
「創作」は、芸術作品を生み出すことも言います。
<フィクション>
事実によらず、想像で書かれた小説です。
反対語は「ノンフィクション」です。
「このドラマは全てフィクションである」のように使います。