丘は「盛り上がった土地のこと」。
「砂丘」と言い換えると分かりやすい。
陵は「盛り上がった大きな土地のこと、天皇の墓のこと」。
「御陵」と言い換えると分かりやすい。
「丘」は地名で良く使われ、同じ「岡」は人命によく使われているようです。
「百合が丘、桜丘、梅が丘」「大岡、中岡、高岡」など。
「陵」は「天皇陵」として使われています。
「丘陵地帯」でも良く使われ「丘」と意味は大差がありません。
「丘」はやや高い地形の場所
「丘」は「山」より低く盛り上がった地形のことです。
「鳥取の砂丘を見に行った」「東京には多摩丘陵が伸びている」「地形が壇上に盛り上がっている場所を段丘と呼ぶ」「小田急線や京王線の駅名にやたらと丘が付く」「丘」の付く駅は例えば「百合が丘、松が丘、ひばりが丘、梅が丘、桜丘、ユーカリが丘、自由が丘、千里が丘、緑が丘」などがあります。
「陵」は天皇陵
「陵」を「丘」として単独には使いません。
「天皇や皇后の墓を御陵と呼ぶ」「仁徳天皇陵はスケールが違う」「昭和天皇の陵は武蔵野陵(むさしのみささぎ)と言う」「天皇や皇后及び皇族の墓を陵墓と言う」「世の中の変遷が激しいことを陵谷之変と言う」「古代の天皇陵は前方後円墳の形をしている」「天皇陵は宮内庁の管理となる」などと使います。
「丘陵」は「丘」の連続地形
「丘」と「陵」の合成語の「丘陵」は「丘の様な地形が続く場所」のことを言います。
代表的なものには「多摩丘陵」があります。
高尾山から始まり、神奈川県県境まで伸びる長さ20キロもあるものです。
「埼玉の狭山丘陵」「栃木の那須丘陵」なども有名です。
世界では「テキサス・ヒル・カントリー」があり、ユーラシア大陸には多くの「丘陵」があります。
「丘」と「陵」とは
「丘」は「小高く盛り上がった地形のこと」を言います。
「陵」は「丘」が連なったイメージの地形を言います。
また、「天皇の墓」のことも言い「武蔵野陵」「仁徳天皇陵」「御陵」「陵墓」などがあります。
「丘」は私鉄沿線に付けられる名前で「聖蹟桜丘、ひばりが丘、百合が丘、梅が丘、緑が丘」などがあります。
また、人名には「岡」が良く使われます。