爆は「飛び散りはじけること」。

「爆発」と言い換えると分かりやすい。

曝は「日にさらすこと、隠さないで公表すること」。

「曝露」と言い換えると分かりやすい。

瀑は「上から水が落ちる大きな滝のこと」。

「瀑布」と言い換えると分かりやすい。

「爆」と「曝」と「瀑」とも「暴」の付く漢字です。

「暴」は「激しい、乱暴な」という意味ですから関係があるかも知れません。

「爆」ははじけること

「爆」は火偏の漢字で、火を伴い破裂をすることです。

「大きな爆発があった」「爆風が襲った」「爆破作業」「爆撃機は爆弾を搭載している」「起爆剤になる」「空爆が連日行われる」「原爆・水爆」「広島の被爆者」「近くの火事が誘爆を引き起こした」「爆音を轟かせる」「中国の爆竹は狂気の沙汰」「爆心地に近い」などと使います。

「曝」はさらすこと

「曝」は日偏ですから、「白日の下、風にさらす」ことです。

秘密のことも「曝露」することです。

「晒す」や「暴」と関係がある漢字です。

「曝書は蔵書の虫干しのこと」。

「曝露は暴露と同じこと」、他の熟語では「曝揚」「曝乾」「曝褌」「曝背」「曝麦」「曝絵」などいくつかありますが、日常的にほとんど使用しない言葉になります。

「瀑」は滝のこと

「瀑」はさんずいで水に関係しています。

滝でも「激しい滝・大きな滝」のことで「瀑布」と言います。

「ナイアガラ瀑布」「コロンビア瀑布」など大規模な滝です。

水しぶきがもうもうと立ち上り、水量の多い季節は滝下を見ることが出来ません。

「飛瀑」は高い場所から水が落ちる滝のこと。

ギアナ高原の「エンゼルフォール」はあまりの高さのため、途中で分散し滝壺がありません。

「爆」と「曝」と「瀑」とは

「爆」は日を伴い爆発すること、「曝」は晒すこと、「瀑」は瀑布のことです。

それぞれ偏に意味があります。

「暴」は「暴力」のように「荒々しいこと」です。

「火」に関係する「爆」は「爆発・爆風・原爆・水爆・爆撃」などと使い、「日」に関係する「曝」は「曝書・曝露」などと使い、「水」に関係する「瀑」は「瀑布・飛瀑」などと使います。

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