意は「心で思うこと、気持ちのこと」。
「気持ち」と言い換えると分かりやすい。
識は「考えること、知ること、印のこと」。
「考え」と言い換えると分かりやすい。
「意」と「識」は心の作用で「思う・考える・知る」などの基本的なことを言う言葉ですから、「意識」という言葉にもなります。
「意識」は覚醒している状態を言い、周囲を「認識」することです。
「意」は思うこと
「意」は心のことを言います。
語源は「音と心」からなり、「言葉を聞いて理解すること」を言います。
「意識がはっきりしている」「鋭意努力をします」「我が意を得たり」「不意を衝かれる」「翻意を促す」「他意はありません」「謝意を示す」「決意のほど」「意気投合」「意欲がある」「意味深長な言葉」「意地を張る」など多くの言葉があります。
「識」は考え知ること
「識」は心の作用で考えること、知ること、見分けること、印のことなどの意味が有ります。
「意識もうろう」「学識経験者」「警察の鑑識」「常識がない」「知識が豊富だ」「見識を疑う」「博識を以て知られる」「識別をする」「道路標識が多すぎる」「識者の見解」「識は仏教用語で難しい言葉」「あの人と面識がある」などと使います。
「意」は心、「識」は心の作用
「意」は心のことで思うこと、「識」は心で思うことや知ること、見分けることなどを言います。
合わせて「意識」と言い、仏教用語になります。
「意識」は「眼・耳・鼻・舌・身」の五識の次の「六識」となります。
「意識」は生きている証のことで、生きているから「意識」があるのです。
「意識」は「意識的」と使う場合は「何かを意識して」という意味、「意識する」は「異性のことを特別に思っていること」になります。
「意」と「識」とは
「意」は「心で思っていること、気持ち」ということです。
「識」は「思うこと、考えること、見分けること、印のこと」などの意味になります。
「意」の熟語は「気持ち・心」に関係しています。
「謝意・本意・翻意・意外・不意・他意」など。
「識」は「考えること、知ること、見分けること、印のこと」などの意味を持ちます。
「学識・見識・良識・常識・博識・標識」などがあります。