裏金は「商取引を有利に進めるために、正式の取引金額以外に相手につかませる金銭のこと」。
したがって、意味合い的には不正な金銭といった部分があります。
場合によっては犯罪に該当することもあるでしょう。
袖の下は「人目につかないように袖の下から贈るもののこと」。
分かりやすく言えば、賄賂を指しています。
裏金と同じような意味です。
「裏金」の意味
裏金とは、商取引を有利に進めるために、正式の取引金額以外に相手につかませる金銭のことです。
一般的にはよくない金銭取引という意味で使われます。
裏金と言われるものは違法とは言えないものの、何らかのルールに反していたり、世間の評判的によくないケースであることが多いです。
でも、場合によっては違法の扱いになります。
「袖の下」の意味
袖の下とは、人目につかないように袖の下から贈るもののことです。
本来はこういう漠然とした意味ですけど、実際は賄賂などを指して使うことが多いです。
つまり、現実的には意味はもっと具体的と言えるのです。
ただ、普通の賄賂と表現する方がシンプルなので、あえて袖の下と表現する機会は多くないでしょうし、そこは知っておきましょう。
「裏金」と「袖の下」の用法や用例
「スポーツの世界では裏金が横行することもあるようだね。
どうしてもいい選手を獲得するために、本来はルール違反になるような形の金銭の与え方をしている場合があるのだろう。」
「袖の下はいわゆる賄賂を指す言葉ではあるけれども、賄賂というのはバレないようにやっているものだから、どうしても表沙汰になりづらい性質があるんだよね。」
裏金と袖の下は同じような意味
裏金と袖の下に関しては、そこまで大きく意味は変わりません。
しかし、全く同じ意味というわけでもないのですが。
裏金は何らかのルールに反する言葉という意味で、袖の下は賄賂に相当する言葉と言えます。
したがって、両者はイメージ的にはかなり似ていますが、厳密に言えば違いがあると言えるでしょう。
そこを知っておくといいです。