選奨は「いいものを選んだうえで、それを他人にすすめること」。
自分の中でこれはいいと思えるものを選び、それを自分だけの中に留めておくのではなく、他人にも教えてあげる、紹介するという意味になります。
推奨は「特定の品や人間、事柄などが優れていることを述べたうえで、他人にすすめること」。
意味は選奨に似ている面もあります。
ただ、一般的には推奨の方が有名です。
「選奨」の意味
選奨とは、いいものを選んだうえで、それを他人にすすめることです。
自分がいいと思ったものなので、他人も同様に感じるかは分かりませんが、自分にとってのおすすめのものを他人に紹介するという意味であり、こういう光景はよくあるでしょう。
日常生活で使いやすい表現になります。
でも、選奨という言い方はメジャーではありませんけど。
「推奨」の意味
推奨とは、特定の品や人間、事柄などが優れていることを述べたうえで、他人にすすめることです。
他人にすすめるという部分は選奨と変わらないものの、推奨の場合には何がいいのかを述べるという点がポイントであると言えるでしょう。
選奨と比べると、推奨の方が一般的にはよく知られているため、馴染みを感じやすい表現になると言えます。
「選奨」と「推奨」の用法や用例
「自分が愛用しているものを選奨するというのは、非常にいい気分だ。
優れていると知っているものを世に広めていけるわけだから。
自分以外の愛用者がもっと増えてほしいと思うんだよね。」
「空いているポストについてはあの人を推奨してみようかと思う。
個人的にはかなり向いている面があると思っているし、みんなを納得させられるんじゃないかな。」
選奨と推奨は似たような意味
選奨と推奨はともに何らかの存在を他人にすすめるという意味で使っていきます。
したがって、意味は結構似ている状況なのです。
ただ、選奨は何かを選んだうえで他人にすすめていきますけど、推奨は何らかの優れた部分を述べたうえで他人にすすめていくのです。
だから、両者は全く同じ意味ではない点に注意をしないといけないのです。