「難病」と「死病」の違い・意味と使い方・由来や例文

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難病は「治りにくい、治す方法が存在していない病気のこと」。

これは一般的な意味ですが、医学的には明確な定義は存在していません。

つまり、医学的には使われづらい表現になるのです。

死病は「治る可能性がゼロの病気、かかると確実に死ぬ病気のこと」。

こちらはあまり使われない表現です。

難病と比べるとかなりマイナーな言い方です。

「難病」の意味

難病とは、治りにくい、治す方法が存在していない病気のことです。

絶対に治らないとは言い切れないものの、治す方法がない以上、治せる保証は存在しないという言い方ができます。

したがって、生涯付き合っていかないといけない病気である可能性も高いわけです。

難病に関しては具体的な病名ではなく、あくまでも総称ということになります。

「死病」の意味

死病とは、治る可能性がゼロの病気、かかると確実に死ぬ病気のことです。

難病と似ている表現に見えるかもしれませんけど、死病の場合にはかかった時点で死ぬことが確定する状況です。

したがって、間もなく死んでしまうと言い切れるケースで使います。

難病と同様に治す術がない点は共通していますが、難病の場合は死が確定するわけではないのです。

「難病」と「死病」の用法や用例

「世の中には難病がいくつかあるが、そういったものにかかってしまうと治すのが困難と言える。

一生付き合っていく可能性があるわけで、これは非常に大きな問題と言えるだろう。」

「世の中には死病が存在する。

時代が進むごとに治療法が確立され、その数は減ったとは言えるものの、ゼロになったわけではない。

いまだにかかると死が確定するものは存在しているはずだ。」

難病と死病は一応違いがある

難病と死病は似たような言葉に思えるかもしれないですけど、全く同じというわけではありません。

難病は治りづらい、治ることがない病気であり、その結果として死ぬかどうかは分かりません。

しかし、死病は治りづらい、治らない病気であり、そのままだと確実に死ぬという状況を迎えます。

したがって、そこで区別ができるのです。

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