癇癪は「声を荒げて泣く、激しく奇声を発するなどの興奮を含んだ混乱状態のこと」。
精神錯乱とも言えるような状況であり、落ち着くことができないシーンで使っていく言葉です。
癇癖は「ちょっとしたことで怒ったりする神経質な性格のこと」。
怒るという部分は癇癪とは違いますが、精神的に落ち着きがないという点では共通しています。
「癇癪」の意味
癇癪とは、声を荒げて泣く、激しく奇声を発するなどの興奮を含んだ混乱状態のことです。
明らかに態度などにおいて通常とは違う、異常とも言える光景になっているので、癇癪については分かりやすい、判断しやすい状況と言えるでしょう。
本人としては混乱状態にあるため、自分がどうなっているのか分かっていない可能性もありますが。
「癇癖」の意味
癇癖とは、ちょっとしたことで怒ったりする神経質な性格のことです。
状況としては癇癪に似ていますが、こちらは性格そのものを表しているので、このような事態になるケースがたびたびあるという前提で使っていきます。
癇癪はそういうシーンが起きて、それ以降全くないという可能性はあるものの、癇癖の場合には定期的に起きるという状況なのです。
「癇癪」と「癇癖」の用法や用例
「癇癪を起されると、周りの人間はびっくりする。
人がいないところでそういう状況になるならともかくとしても、人が普通にいるところではマジで勘弁してほしいのだが。」
「癇癖な性格の人の場合、かなり神経質な性格をしているから、ちょっとしたことでいきなり怒るようなことがある。
扱いが非常に難しいという部分が難点だな。」
癇癪と癇癖は状況としては似ている
癇癪と癇癖はまず表記がかなり似ていますけど、それに加えて状況も似ていると評価できるでしょう。
これらは周囲の人たちがびっくりするような態度をとるという意味の言葉であり、光景としては非常に似ているのです。
だから、割と似たような場面で使っていくことが可能であり、区別しづらいと感じる面が恐らく存在しているでしょう。