こけおどしは「見え透いた脅しのこと」。
「見せかけ」と言い換えると分かりやすい。
見せかけは「本当のように思わせること」。
「うわべ」と言い換えると分かりやすい。
「こけおどし」も「見せかけ」も表面だけで内容の伴わないことを言います。
「こけおどし」は「脅し」の一つになり、相手を威嚇するのですが見え透いた態度をすることを言います。
「こけおどし」は漢字では虚仮脅し
「こけおどし」は虚仮脅しと書きますから、本当の意味の脅しとは少々違うものです。
「ハッタリ」の様なもので、中身がないこと、表面的には威勢が良いがすぐにばれるようなことなどを言います。
「自分は組のものを知っている」や「何なら警察を呼ぼうか」「裁判にかけるぞ」「あれは大事なものだ、補償は簡単にはいかないな」など相手が弱い立場と見ると嵩にかかってくるようなことをするのです。
「見せかけ」は見た目だけ
「見せかけ」は見た目だけはちゃんとしているように見せて、中身は全くないことを言います。
ハッタリ的なものです。
相手をだますもので、詐欺などに使われる手口になります。
例えば「いかにも金持ちの様なことを言っていたが本当は安サラリーマンだった」「結婚詐欺は見せかけが大事なのだ」「一点豪華主義は見せかけと言える」などと使います。
「こけおどし」は「見せかけ」やハッタリを使うこと
「こけおどし」をする人は「見せかけ」やハッタリということを良く使います。
見え透いたこと、すぐにばれること、子供だましのこと、虚勢を張ることなど中身のないことばかりです。
「そんな子供だましの様なこけおどしはちっとも怖くない」「見せかけを良くしようとしたようだが、すぐにメッキが剥がれてしまった」などと使います。
「こけおどし」と「見せかけ」とは
「こけおどし」は虚仮脅しと書くように、脅しの裏付けがないことを言います。
子供騙しのようなすぐにばれる見え透いた言動になります。
「見せかけ」は表面的にはちゃんとしているように思わせて、内実は空のことを言います。
「子供だましのようなこけおどしは薄っぺらなこと」「見せかけは良くても中身がないものは偽造品のようなもの」などと使います。