希少本は「古書市場において、ごく稀にしか入手できない珍しい本のこと」。
新品は存在せず、中古で入手するしかないものの、中古でも滅多に見られない存在なのです。
稀覯本は「古書や限定版など、世間に流布することがかなり稀で、珍重される書物のこと」。
意味は希少本とほぼ同じと言えますが、稀覯本の方がよく使われやすい表現かもしれません。
「希少本」の意味
希少本とは、古書市場において、ごく稀にしか入手できない珍しい本のことです。
中古市場でしか手に入らないような本ではあるものの、中古でさえ希少な存在と言えるものに対して使っていきます。
世の中に希少本と言えるものは存在しているはずですが、そういう本に気付くケースはほとんどないため、こういう言葉を使用する機会は大分限られます。
「稀覯本」の意味
稀覯本とは、古書や限定版など、世間に流布することがかなり稀で、珍重される書物のことです。
意味としては希少本とほぼ同じであり、明らかな違いを見出すことは厳しいでしょう。
そして、一般的には稀覯本という言葉の方が有名だと思われるので、こちらを使う機会の方が多いと言えるでしょう。
使用頻度で差がある状況になります。
「希少本」と「稀覯本」の用法や用例
「この希少本は世の中に一応存在しているはずだが、どこを探しても持つからない。
この世に一体何冊あるのかと思えるほどに数が少ないんだ。
この先出会うことはできるのだろうか。」
「稀覯本と言われているものは世界でも稀な存在で、それを欲しいと思っている人が多く存在する場合がある。
だから、仮に所持していれば高値で売れる可能性があるんだ。」
希少本と稀覯本は意味は全く同じ
希少本と稀覯本に関しては、どちらも世の中にほとんど存在しない。
非常に貴重と言える本を指しています。
したがって、意味は大して変わらない状況と評価できるのです。
ただ、どちらかと言えば稀覯本という言葉の方が恐らく有名であり、こちらが使われる可能性の方が高いと言えるので、そこに関しては頭に入れておいた方がいいです。