繰り言は「同じような愚痴を繰り返し何度も言うこと」。
愚痴を言うという点は非常に大きなポイントになります。
それを何度も繰り返す状況なのです。
世迷い言は「他人に通じないことをくどくどと言うこと」。
何度も繰り返し言うという部分は繰り言と同じですが、こちらは訳の分からないことである必要があるので、そこは注意点になります。
「繰り言」の意味
繰り言とは、同じような愚痴を繰り返し何度も言うことです。
愚痴を何度も言うという意味の言葉ですが、同じ内容のものを繰り返すという部分は大きなポイントでしょう。
周りの人間からすれば、毎回同じ文句を聞かされるような状況であり、うんざりしている可能性もあります。
繰り言という表現はそんなに有名ではないので、あまり聞かれないと思われますが。
「世迷いごと」の意味
世迷いごととは、他人に通じないことをくどくどと言うことです。
何度も同じことを言うという部分は繰り言と同じですけど、その内容に違いがあります。
世迷いごとは愚痴ではなく、意味が分からない内容ですから、そこが大きな特徴と評価できるでしょう。
周囲から見て何言っているのか分からないと言えるときに使用する言葉です。
「繰り言」と「世迷いごと」の用法や用例
「繰り言というのは無意識のうちに口から出てしまうもので、場合によっては周りの人たちに何度も聞かれている可能性がある。
そのたびにウザいと思われているかもしれないんだ。」
「こちらとしては世迷いごとにしか思えないことでも、本人は何かしら意味があると言っているのかもしれない。
でも、言っている内容が理解できない以上、結局分からないままだが。」
繰り言と世迷いごとは同じことを何度も繰り返し言うこと
繰り言と世迷いごとについては、どちらも同じことを繰り返し発言するという意味で使われる言葉です。
ただ、その内容には違いがあり、繰り言は不満で、世迷いごとは意味不明な内容となっています。
だから、そういった部分で明らかな違いは認識できるはずなので、区別自体はしやすいと言えます。
そんなに頻繁に使う表現ではありませんが。