「奥の手」と「便法」の違い・意味と使い方・由来や例文

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奥の手は「容易く人前では披露しない技のこと、最後の手段のこと」。

こういった意味ですけど、奥の手という言葉は結構有名です。

いろいろなシーンで聞いたことがある人が多いでしょう。

便法は「特定の場面で役立つ、便利な方法のこと」。

特定の場面でしか使わない手段という意味では、奥の手に似た意味の言葉と言えると思われます。

「奥の手」の意味

奥の手とは、容易く人前では披露しない技のこと、最後の手段のことです。

とっておきの技といった意味があり、自分だけが知っている、多くの人は知らないという意味が込められているのです。

したがって、奥の手に関しては人前で全く披露しないことも多々あるでしょう。

それに相応しいときが来るまで待ち続けるような面がありますから。

「便法」の意味

便法とは、特定の場面で役立つ、便利な方法のことです。

特定の場面で役に立つということは、逆に言えば、特定の場面がやってくるまで使わないでおく、温存しておくという意味になるでしょう。

だから、ここぞというシーンで使うという意味では、奥の手に近いような言葉になります。

でも、奥の手と比べると、知名度がどうしても低い面はありますが。

「奥の手」と「便法」の用法や用例

「この試合は負けたら終わりだ。

今シーズンが終了するといってもいい。

したがって、ここは奥の手を使うしかない。

この日のために隠しておいた秘策と実行しよう。」

「この手段に関しては、普段は全く役に立たないだろうが、ここぞという特定の場面では役に立つ可能性が高いだろう。

つまり、便法と言える存在になるのではないか。」

「奥の手と便法はかなり似ている意味

奥の手と便法についてはどちらも常に使うわけではない、ここぞという場面にとっておく秘策のような意味で使います。

普段は大して使わないし、役に立たない可能性が高いものの、特定の場面では一気に効力が増すような手段について使うのです。

でも、奥の手はそこそこ有名ですけど、便法はそこまで有名ではないので、そこは理解しておきましょう。

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