おろそかは「するべきことをしないこと」。
「無作為」と言い換えると分かりやすい。
ぞんざいは「するべきことはするがいい加減なこと」。
「いい加減」と言い換えると分かりやすい。
「おろそか」は何もしないことです。
「確認をおろそかにしていたら、事故が起きた」と使います。
「ぞんざい」は仕事や扱いなどがいい加減になっていることです。
「おろそか」は「疎か」と書き無作為のこと
「疎か」は何もしないことです。
例えば、「勉強をおろそかにしていたら、落第した」と使い、勉強という「するべきこと」をしないでいることが原因で落第したということです。
なんでも「するべき事柄」をしないという行為は「~をおろそかにした」と言えるのです。
「おこたる、なまける」と同義になります。
「確認をおろそかにした」は「確認をおこたった、確認をなまけた」と同じなのです。
「ぞんざい」は雑なこと
「ぞんざい」はいい加減で雑な扱いや言動のことです。
漢字表記はない言葉です。
語源もはっきりしません。
一説では「存在するまま」から来たと言われてはいます。
つまり配慮をしないこととなるのです。
「そんなにぞんざいに扱うものではない」「ずいぶんとぞんざいな口の利き方をするものだ」「ぞんざいな扱いをしないように」などと使います。
「おろそか」と「ぞんざい」は関連していること
何かをするときに「おろそか」にしていると「ぞんざい」な扱いだと咎められます。
計画的にキチンと実行しない限り「ぞんざい」な扱いと非難されます。
仕事でもすぐにかからずに忙しいからと放置してしまうと、命令した人を「ぞんざい」に扱ったと思われるのです。
「おろそかにすること」は「ぞんざいにすること」に繋がるのです。
「おろそか」と「ぞんざい」とは
「おろそか」はするべきことをしない不作為のことです。
「ぞんざい」は扱いが雑でいい加減なことです。
物事を「おろそか」にすることは物事を「ぞんざい」に扱うことと思われることがあります。
「おろそか」と「ぞんざい」は関連性がある言葉なのです。
物事に「丁寧」な対応をしていれば決して「おろそか」になることは無いのです。