敢えては「進んで、思い切って何かをすること」。

特定の行為をする際に使用する言葉ですけど、自ら進んで、または思い切りが必要な場面などで使います。

強いては「何かを強要する、無理矢理行うこと」。

本来はこういった意味ですが、強いて言うならといった表現が有名であり、そのときには敢えてと同じような意味として使うことになります。

「敢えて」の意味

敢えてとは、進んで、思い切って何かをすることです。

敢えてという表現は、本来そういった行為をする必要性や義務がないときに使うことが多く、何らかの思い切った気持ちがないと使いづらい表現と言えるでしょう。

だから、敢えてという言い方をわざわざするときには、それ相応の理由があったりするのです。

割と見聞きする表現ですから、しっかりと理解しておくべきです。

「強いて」の意味

強いてとは、何かを強要する、無理矢理行うことです。

本来はこういった意味になっているものの、実際に使うときには強いて言うならばという表現が特に有名です。

それ以外の言い方はあまり使われないので、この表現を特に覚えておくといいでしょう。

多くの人たちが日常的に使っている言い方になるので、馴染みは感じやすいと思われる状況です。

「敢えて」と「強いて」の用法や用例

「俺は敢えて自分にとって苦痛を感じやすい方法を使う。

そういった状況を作れば、少々の不満なんて我慢できるかもしれないから。

これからを見据えたときには有効なやり方だと思うんだよ。」

「お前には欠点は特に見当たらないが、強いて言うならば完璧主義なところは問題かもしれない。

多少なりとも許容できる姿勢でいた方がいいだろう。」

敢えてと強いては使用する場面が違う

敢えてと強いてについては似たような意味に見える面もありますけど、同じ言葉というわけではありません。

敢えては思い切って何かをするシーンで使いますが、強いては他人に何かを強要するシーンで使うのです。

ただ、強いての場合には、強いて言うならばという言い方が有名であり、これ以外の使い方はあまりしないのが現状なので、そこは知っておきましょう。

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