手放すは「所持しているものを捨てる、誰かに譲ること」。
単に捨てるという意味で使うこともできれば、所有権を移すという意味で使うこともできるので、そこは覚えておくといいです。
投棄するは「ものを投げ捨てること」。
投げ捨てるという意味のみなので、こちらは譲渡するという意味はありません。
でも、手放すと同じ意味はあります。
「手放す」の意味
手放すとは、所持しているものを捨てる、誰かに譲ることです。
基本的には自分のものが自分のものではなくなるという意味になります。
単純に捨てるという意味でも使えますけど、他人にあげるというケースでも使うことができるので、そこは重要なポイントになります。
手放すという行為は、多くの人たちが割とよくやっているものでしょう。
「投棄する」の意味
投棄するとは、ものを投げ捨てることです。
単純な意味であり、理解しやすい言葉であると言えるでしょう。
投棄するという言葉は単純に捨てるという意味で使えるものの、一般的には捨ててはいけないものを捨てる、または捨ててはいけない場所に捨てるという意味合いが込められており、そこはポイントになりますから、覚えておくといいと思われます。
「手放す」と「投棄する」の用法や用例
「最近、収入が落ちてきて暮らしぶりがままならない状況だから、俺が長年コレクションしてきたものを売るとするか。
本当は手放したくないものだけど、この際そんなことは言ってられない。」
「この辺は人通りがあまりないから、いろいろなものを投棄する人が多いんだよね。
結果的にゴミ捨て場みたいな状況になってしまっている。」
手放すと投棄するはやや意味が違う
手放すと投棄するについては、どちらも捨てるといった意味がありますが、意味は同じではありません。
手放すは自分のものを捨てたり、他人に上げたりするケースで使いますけど、投棄するは捨ててはいけないものを捨てたり、捨ててはいけない場所で捨てるといった場面で使っていくので、それぞれにはきちんと違いが存在しているのです。