「自給自足」と「自立自存」の違い・意味と使い方・由来や例文

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自給自足は「自分自身に供給して、自分自身を満足させること」。

一般的には、日々消費するものを自分で生産するという意味になります。

自分で作って自分で使うという意味なのです。

自立自存は「他人に頼らず、自分の才覚で生活すること」。

他人に頼らないで、自分でなんとかするという点は自給自足と同じですが、才覚を利用する点は特徴的です。

「自給自足」の意味

自給自足とは、自分自身に供給して、自分自身を満足させることです。

自給自足という言葉は、日々自身で使うものに関して、自分で作るという意味合いが強く、他人を頼らないといった部分がポイントです。

特に食料の生産、消費について自身ですべて行うというシーンで使用されることが多いと言えます。

かなり有名な言葉なので、誰もが知っている状況でしょう。

「自立自存」の意味

自立自存とは、他人に頼らず、自分の才覚で生活することです。

他人に頼らない、自分でなんとかするという部分は自給自足にかなり近いと言えます。

しかし、自立自存については、どうしても自給自足よりはマイナーな言い方になるでしょう。

そのため、この言葉を実際に見聞きする、使用するシーンは日常においてそこまで多くないと思われます。

「自給自足」と「自立自存」の用法や用例

「自給自足の生活をすると、生きるということが非常に大変な状況であることに気付く。

日々必要になるいろいろなものをほぼすべて自分で作らないといけないわけだからな。」

「自立自存は実際にやろうとすると、かなり難しいと思えてくる。

頼れるのは自分だけだから。

だから、自分以外の人間を重要性に改めて気付かされるわけだよ。」

自給自足と自立自存は使用頻度に違いがある

自給自足と自立自存はともに自分だけでなんとかする、他人を頼らないという意味の言葉です。

そういう意味では似ている側面が大いにあるわけですが、自給自足はそれなりに有名でも、自立自存についてはそんなに見聞きしないでしょう。

つまり、両者は知名度に違いがあり、それによって使用頻度も変わってくると言えると思われます。

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