一敗塗地は「再び立ち上がることができないほどに酷い負け方をすること」。
これ以上ないほどの大敗と言えるケースで使っていきます。
したがって、滅多に使用する表現ではないのです。
肝脳塗地は「死に方や殺され方が非常にむごたらしいこと」。
こちらは勝負に負けたという話ではなく、死んだと言えるシーンで使う言葉です。
その状況に言葉を失うような惨状において使っていきます。
「一敗塗地」の意味
一敗塗地とは、再び立ち上がることができないほどに酷い負け方をすることです。
何らかの勝負をした際に、あまりにも酷い負け方をしたケースで使っていきます。
この先に確実に影響が出ると言えるような、選手らの精神面にダメージを与えるような状況で使っていくので、使用できるシーンは多くありません。
でも、中にはそういう状況もありえるので、たまに使える言葉という感じでしょう。
「肝脳塗地」の意味
肝脳塗地とは、死に方や殺され方が非常にむごたらしいことです。
普通の死に方、殺され方ではなく、思わず目を覆いたくなるようなシーンにおいて使っていきます。
そもそも人が死んでいる、殺されている状況を見ること自体まずありませんから、これに関しては滅多に使うことはないでしょう。
そもそも肝脳塗地に関しては、この言葉を知らない人も多くいると思われますが。
「一敗塗地」と「肝脳塗地」の用法や用例
「今回の負け方は本当にひどかったな。
これまでに例がないほどの惨敗であり、一生勝てないんじゃないかと思えるほどだった。
でも、一敗塗地を経験したからにはこの悔しさをバネにするしかない。」
「今回の殺人事件はどうやら肝脳塗地だったらしい。
報道はされていないけど、死体の状況が異様だったみたいで、猟奇的殺人事件と言われている。」
一敗塗地と肝脳塗地は使用する場面が異なる
一敗塗地と肝脳塗地はともに酷い状況を表す言葉ではあるものの、意味は違います。
したがって、使用する場面も異なっていると言えるのです。
一敗塗地は何らかの試合において負けたときに使っていきますけど、肝脳塗地は誰かが死んだときに使う言葉なので、明らかに使用するシーンに違いがあります。
そこで区別ができるのです。