中立国は「多国間の戦争に関わらないこと」。
「永世中立国」と言い換えると分かりやすい。
非同盟国は「いかなる軍事同盟にも加盟していない国のこと」。
「中立国」と言い換えると分かりやすい。
NATOなどの軍事同盟に入っていない、スイスやスェーデン、フィンランド、オーストリアなどは「中立国」となります。
特に、スイスとオーストリアはヨーロッパでは「永世中立国」として認められています。
「中立国」は軍事同盟に加盟しない国のこと
「中立国」は紛争当事国のどちらにも加担しない立場を取る国のことで、いかなる軍事同盟にも入っていません。
ヨーロッパではNATO(北大西洋条約機構) と言うロシアに対抗する軍事同盟がありますが、スイス、オーストリア、スェーデン、フィンランドなどは加盟していません。
しかし、今回のウクライナ戦争で、これらの国の国内ではNATOへの加盟が議論されることになりました。
「非同盟国」は「中立国」のこと
「非同盟国」は軍事同盟に加入していない国を言います。
いわゆる「永世中立国」や「中立国」などを言います。
軍事同盟は同盟国が侵略を受けたなら、全同盟国が防衛の責任があるということです。
大国への配慮で加盟していない国もあり、「永世中立国」を選択している国もあります。
世界には2国間軍事同盟や多国間のものもあります。
日本は「中立国」ではなく「軍事同盟国」
日本は戦後平和憲法を護持して来た国ですが、安保条約によりアメリカと「日米軍事同盟」の関係にあります。
他にもアメリカ主導の同盟にも参加しています。
そのため、アメリカか日本に他国の侵攻が有れば、お互いに防衛する義務が生じます。
大戦の敗戦国となった日本は少なくとも「中立国」でありたいのですが、周囲の事情でアメリカの「核」の傘に入っています。
そのことが、良いのか悪いのかは判断が別れます。
「中立国」と「非同盟国」とは
「中立国」はいかなる軍事同盟にも加盟していない国のことです。
大国との緩衝国に多いのですが、その国の立場により異なります。
ヨーロッパではロシアに対するNATOと言う軍事同盟がありますが、スイスやオーストリア、スェーデン、フィンランドは加盟していません。
「非同盟国」なのですが、ウクライナ戦争の勃発で、国内では加盟論が起きています。