「使い先」と「使途・しと」と「使い道」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

「使い先」は金銭の使用目的です。

英語では「a use」「 to use money 」で表されます。

「使途・しと」は「金銭の使い道」ということです。

英語では以下のように表されます。

「金の使途を明らかにしておく」は「keep a record of how the money was spent」「keep a record of what the money was spent for」です。

「使途不明金」は「expenditure unaccounted for」です。

「使い道」は、使い方のことです。

英語では以下のように表されます。

「彼は金の使い道を知らない」は「He does not know how to use money properly.」表されます。

「使い道ない人」は「a good -for -nothing person」です。

「使い先」の意味

「使い先」は、以下のような意味です。

①使いに行った出先のことです。

②金銭の使用目的です。

「使途」のことです。

以下のように使います。

使い先がわかっていない金が多すぎる 経費の使い先を詳細に記録する
募金の使い先を明らかにする

<使い先で下駄を履(は)く>
「下駄を履く」は、主人の使いとして行った出先で、自分の物よりも上等な他人の下駄を履いて帰ることから、「上前をはねる」という意味です。

他人の仕事を利用して、ちゃっかりと自分の儲けになるようにすることです。

「使途・しと」の意味

「使途・しと」は「金銭の使い道」ということです。

以下のように使います。

使途のはっきりしていない金
使途不明金 募金の使途を明らかにする

<関連語とその他の類語>
「用」は、その事物を使用すれば役に立つということです。

「用に供する」「さびて包丁の用をなさない」「用に立つ」のように使います。

「用途」は、金銭以外にも、言語・人・植物・機械・道具など、さまざまな事物を対象としてそれをどう使うかを述べます。

主に、事物を使用することになった目的を表します。

文章などで使われます。

「使い道」の意味

「使い道」は、以下のような意味です。

①使い方のことです。

「使用法」のことです。

②使いどころのことです。

「用途」と同じ意味です。

以下のように使います。

賞金の使い道はこれから考えます。

あいつは何の使い道もないやつだ
募金の使い道を明らかにする そんながらくたに使い道はない
使い道の広い木材 金の使い道を知らない人だ

「使い先」は 金銭の使用目的、「使途・しと」は 「金銭の使い道」ということ、「使い道」は 使い方のことです。

「使い先」「使途・しと」「使い道」「使い方」「用途」は、類語です。

「用」はこれらの言葉の関連語です。

共通する意味は「金銭や物を何のためにどのように使うかということ」です。

「使い先」「使途・しと」は、一般的に対象を金銭に限定してその使用目的をいいます。

したがって「使い先を記録する」「使途を記録する」のように使います。

しかし、「使い先を考える」「使途を考える」のように使用目的がはっきりしていない場合は使いづらい傾向があります。

「使い道」「使い方」「用途」は、金銭以外にも、言語・人・植物・機械・道具など、さまざまな事物を対象としてそれをどう使うかを述べます。

「使い道」は、最終的にどのように使用されるかを主に表しますが、「使い方」は、使用方法の途中経過から最終目的まで全般についていいます。

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