全社は「すべての会社のこと、会社全体のこと」。
どちらかと言えば後者の意味で使われることが多く、特定の会社全体を指すときに使われます。
あとは特定の会社の社員全員を指すときにも使用されます。
社内は「特定の会社の中についてのこと」。
特定の会社を指すという点は全社と同じですが、社員全員を指す意味はありません。
でも、会社全体の意味で使われることはあります。
「全社」の意味
全社とは、すべての会社のこと、会社全体のことです。
すべての会社という意味で使われることはほとんどなく、たいていは特定の会社全体を意味するときに使っていきます。
したがって、全社という言葉は会社全体にかかわる何かを示したいときに使用する言葉であると評価できるでしょう。
そういう機会は実際にそれなりにありますから。
「社内」の意味
社内とは、特定の会社の中についてのことです。
特定の会社の内部そのものを指すときによく使われるのが社内という言葉です。
社内に関しては、会社全体に近い意味を表すケースもあるので、そういう意味では全社と同じような言葉であると言えるでしょう。
社内という表現はかなり耳にするもので、会社員をしている人はよく聞く可能性があります。
「全社」と「社内」の用法や用例
「うちの会社は全社的にリモートワークを実施することになったらしい。
だから、今後はオフィス以外で仕事をする機会がどんどん増えていくことになるのだろうね。」
「最近噂になっているみたいだけど、どうやら社内に横領犯がいるらしい。
会社としては大事にしたくないだろうから、静かに調査をしていくのではないかと思うのだが。」
全社と社内は同じような意味の言葉として使用できる
全社と社内はどちらも会社全体を表す意味として使用される場合があり、そういう意味では同じような言葉と評価できると言えます。
でも、どちらかと言えば、社内の方が言葉としては有名であり、使用頻度も高いと思われるので、より見聞きしやすいと評価できるでしょう。
会社で働いている人であれば、両方とも知っておくべきです。