みかじめ料は「飲食店や小売店などがお店を実際に出すときに、その地域の反社会的勢力に支払う場所代のこと」。

特定の地域で縄張りを張っている反社会勢力に対して、許可を求めるお金という言い方ができるでしょう。

用心棒代は「反社会的組織の縄張り内で、何らかの営業活動を行う際に支払う守料のこと」。

名目は違いますが、みじかめ料と意味はほぼ変わりません。

用心棒のように守ってやるという建前で支払う料金を指しているのです。

「みかじめ料」の意味

みかじめ料とは、飲食店や小売店などがお店を実際に出すときに、その地域の反社会的勢力に支払う場所代のことです。

暴力団などが特定の地域にて活動している際に、その地域内でお店を出すのはリスクがありますが、みかじめ料という対価を支払うことで、穏便に済ませられるケースがあります。

ただ、実際にみかじめ料という言葉を使用する機会はほぼありませんし、こういう言い方を知らない人が大半でしょう。

「用心棒代」の意味

用心棒代とは、反社会的組織の縄張り内で、何らかの営業活動を行う際に支払う守料のことです。

守料ということで、若干ニュアンスは異なるものの、みかじめ料と同じような意味合いの言葉になります。

基本的には何かの商売をするときには暴力団などに支払うと、もめ事なく行えるというお金を指しているので、みかじめ料と同じ意味と捉えても構わないでしょう。

「みかじめ料」と「用心棒代」の用法や用例

「ここらへんで商売をするのであれば、みかじめ料が必要だ。

というのも、あまり知られていないけど、実はこのエリアはとある暴力団が仕切っているところなんだよ。」

「この辺でお店を出して営業するときには、用心棒代を払っておいた方がいい。

そうしないと、さすがにこの辺を管轄している暴力団が黙っていないだろうからね。」

みかじめ料と用心棒代は同じ意味と言える

みかじめ料も用心棒代も特定の地域で商売をするようなシーンにおいて、反社会組織に対して支払うお金を指しています。

そのお金の名目には若干違いはありますが、目的自体はほぼ変わらないので、両者は同じ意味の言葉として考えてもらって問題ないと言えるでしょう。

でも、日常生活でこういった言葉を使用する機会はまずありませんが。

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