擬音語は「自然の音や物音を言葉にしたオノマトペの一つのこと」「コンコン」と言い換えると分かりやすい。
擬声語は「人やと動物の声を言葉にしたオノマトペの一つのこと」。
「ワンワン」と言い換えると分かりやすい。
オノマトペには他には様子や状態を表す擬態語と言うジャンルがあります。
「擬声語」は「擬音語」に含まれる概念になりますが、物の音と人の声は異なるのでこのような区分けもあります。
「擬音語」は音を言葉にしたもの
「擬音語」は自然界にある音のオノマトペになります。
対義語としてものの様子や状態を言葉にした「擬態語」があります。
「擬声語」との対比ではものの音に限定されます。
例えばものを何かで叩く時の音は「コンコン・ゴンゴン・カンカンガンガン・キンキン・バンバン・パンパン・グワングワン」などとなります。
これだけでも相当の言葉がありますから、「疑音語」は膨大な数になります。
「擬声語」は人や動物の声
「擬声語」は「擬音語」に入りますが、特に人の話す言葉や動物の声を言葉にしたものになります。
人ですと「ワーワー・エーンエーン・キャーキャー・ワッハッハ」などがあり、動物では例えば犬では「ワンワン・キャンキャン・ウー」など、カラスでは「カアカア・ガアガア」など、鶏では「コッコッコッ・コケコッコウ・コケーコッコッ」などとなります。
自然界の音は「擬音語」「擬声語」
自然界のあらゆる音は「擬声語」や「擬音語」になっています。
日本語の表現の豊かさはオノマトペにあるのかも知れません。
日本語のオノマトペは「擬音語と擬態語」とすると、一説では他の言語の3倍もあり5,000語近くあると言います。
特に声や音は多く、もし少ししかなく、またはなかったらと考えると何とつまらない言語になっていただろうと感じます。
「擬音語」と「擬声語」とは
「擬音語」は自然界の音を言葉にしたもので「擬声語」も含みます。
対義語として「擬態語」がありこれらを「オノマトペ」と呼んでいます。
「擬声語」は人や動物の声になり、物の音と区別する場合は対峙する言葉はものの音の「擬音語」になります。
例えば「擬音語」は「コンコン・カンカン」などで「擬声語」は「ハッハッハッ・エーンエーン」、「ワンワン・ニャンニャン」となります。