ふとは「何も考えずに、意識せずと言うこと」。
「無意識」と言い換えると分かりやすい。
思わずは「無意識に、耐えきれずにと言う意味のこと」。
「耐えられず」と言い換えると分かりやすい。
「ふと」も「思わず」も特に意識して言葉を言うことではなく、「無意識または、耐えきれずに」と言う事です。
「ふと、呟いた」「思わず叫んだ」と使います。
「ふと」は無意識の様子
「ふと」は特別に意識することではなく、「何気なく、不意に、無意識に」と言う意味になります。
例えば「ふと、見あげると人が前に立っていた」「ふとしたことで、大事に発展した」「ふと、見渡すとひと気がなくなっていた」「ふと、心情を吐露した」「ふと、これはおかしいと呟いた」「ふと気が付くと自分の番だった」などと使います。
「思わず」も無意識のこと
「思わず」は文字通り「意識しないで」と言う事です。
「何気なく、無意識に、耐えきれずに」などの意もがあります。
「思わず助けてと叫んでいた」「思わず顔を手で覆った」「思わず怪我をしてしまった」「話を聞いていたが思わず違うと言った」「思わず手を払いのけた」「びっくりして思わず後ろに下がり躓いた」などと使います。
「ふと」も「思わず」も無意識の元での行為
「ふと」と「思わず」は意識をしていません。
共通して「不意に・無意識で・突然に・思いがけず・図らずも」と言う意味合いがあります。
「ふと、思いついた」「ふとしたこと」「思わぬことになった」「ふと、隣にいた人に話しかけた」「思わず叫んだ」「ふと、気が付くと人がいた」「思わず泣いてしまった」「思わず笑ってしまった」などと使います。
「ふと」と「思わず」とは
「ふと」は「突然・不意に・意識せずに」などの意味があり、無意識のうちに行動していることです。
感情的行動が成易いかも知れません。
「思わず」と同じに使う事も出来る場合があります。
「ふと涙が落ちた」「思わず涙が落ちた」「ふと微笑んだ」「思わず微笑んだ」「ふとしたことで」「思わぬことで」など同じ意味になります。