乱雑は「何かがバラバラに乱れており、整理されていない状況のこと」。
整理されていないために、いろいろな場所に散らばっているような光景として映るでしょう。
そういったケースにて使っていく言葉と言えます。
粗雑は「細かいところまで行き届いておらず、荒っぽく見えること」。
特定のものの状態があまりよくない、仕上がり具合がよくないケースで使っていきます。
「乱雑」の意味
乱雑とは、何かがバラバラに乱れており、整理されていない状況のことです。
特定のものがいろいろな場所に散らばっているため、かなり乱れた光景に映るようなシーンで使っていく言葉と言えます。
適当に放置されたような、そんな印象を覚えるケースが多いので、見た目的にはあまりよくないと言える状況が多いと言えるでしょう。
「粗雑」の意味
粗雑とは、細かいところまで行き届いておらず、荒っぽく見えることです。
特定のものの仕上がり具合、出来栄えが雑に見えるような、そういうシーンで使っていきます。
雑である点については乱雑と同じではあるものの、粗雑は扱い方ではなく、ものの状態そのものに関して雑と言えるような状況で使用するため、そこで微妙に違っています。
「乱雑」と「粗雑」の用法や用例
「随分漫画が散らかっている状態だな。
お前の家は前から漫画が多くあると思っていたけど、至るところに散乱しており、全く整理されていないから、かなり乱雑な雰囲気に見えてくるよ。」
「このフィギュアはよく観察してみると、随分粗雑な作りに見えてくる。
完成度という意味では微妙であり、あまり納得いくものではなかったな。」
乱雑と粗雑は意味が微妙に異なる
乱雑と粗雑に関しては、どちらも雑であるという点は共通しているものの、細かい部分で違いがあります。
乱雑は特定のものが多く散らばっている光景に対して使うものの、粗雑は特定のものの出来栄えがよくないと言えるケースで使うのです。
したがって、それぞれは使用するシーンが違う状況であり、そこを知っておく必要があります。