目算は「細かい計算はしないでだいたいの見当をつけること、事前に立てた計画や目論見のこと」。
どちらの意味でも使用しますが、後者の方がより使われる可能性は高いと思われます。
推算は「推測によって数量を出すこと」。
推測によって一定の結論を出すという意味では、目算に近い言葉と言えるでしょう。
しかし、数量を出すときに使う点はポイントです。
「目算」の意味
目算とは、細かい計算はしないでだいたいの見当をつけること、事前に立てた計画や目論見のことです。
細かい計算をしないで、だいたいの状況を予測するという意味で使われることが多く、事前に立てた計画といった意味ではそこまで頻繁には使用されません。
しかし、目算という言葉自体、あまり使われる状況ではないと評価できます。
「推算」の意味
推算とは、推測によって数量を出すことです。
推測によって数量を出すという意味なので、目算にかなり近い意味の言葉と評価できるでしょう。
ただ、対象になるのが数量なので、そこは限定的な意味と評価できます。
だから、推算に関しては数量に関する推測をする場面しか使えないため、そこについては知っておかないといけないと言えます。
「目算」と「推算」の用法や用例
「とりあえず現金がいくらあるか目算したが、10万円くらいはあると思う。
ただ、あくまでも目算だから、ちょっとは誤差があるということを理解しておいてほしい。」
「今のところいくつ用意すればいいか、完全には決まっていないものの、恐らくこれくらいあれば十分じゃないかな。
そこまで大きく変動することは恐らくないはずだ。」
目算と推算はだいたいの状況を予測すること
目算と推算に関しては、だいたいこんな感じだろうという状況について予測するという意味の言葉です。
予測なので、それが本当に当たっているか、どこまで正確かは分かりません。
ただ、目算は割といろいろな状況で使うことができますが、推算については数量を対象にするときにしか使うことができないので、そこは特徴と言えます。