意志は「自分自身で下した特定の行為などに関する考えのこと」。
何をしたい、したくないということを自分自身で決めるときに使っていきます。
他人ではなく、あくまでも自分で決めるという点に特徴があります。
遺志は「死者が生前に残していた志のこと」。
生きているときに特定の志を表明していた場合に、それを死後に遺志という言葉で表現していくのです。
「意志」の意味
意志とは、自分自身で下した特定の行為などに関する考えのことです。
あくまでも自分で決断したという点が重要であり、他人に強制されたとか、他人の意向が入っているなどの状況ではないケースで使用する言葉と言えるでしょう。
したがって、自らの考えや意見と言えるものに対して、意志という言葉を使用していくので、そこは知っておく必要があります。
「遺志」の意味
遺志とは、死者が生前に残していた志のことです。
今は死んでいるものの、生きているときに他人に話していた志などに対して使っていく言葉です。
あまり聞き慣れない言葉という印象の人も多く、実際使われる機会はかなり少ないです。
遺志という言葉は知らない人も多数いると思われますから、かなりマイナーと評価できる可能性があります。
「意志」と「遺志」の用法や用例
「自分の意志で決めた道ならば後悔しないんじゃないかと思っている。
逆に他人に強制されたりして選んだ道ならば後悔する可能性がある。
だから、今回は自分だけで決めたいんだ。」
「生前どんなことを考えていたのか、どんな志を持っていたのか、そういった遺志が見えると、すでに死んだ人の人生の一部が理解できる気がしてくるよね。」
意志と遺志は知名度に大きな違いがある
意志と遺志は意味が多少なりとも違っていますけど、特に大きいと言えるのはその知名度の部分でしょう。
意志に関しては知らない人はほぼいないと思われる状況で、かなり有名な言葉と評価できます。
しかし、遺志という言葉を知っている人は現実的に多くないと言えますし、そもそも日常生活の中で全く使わないと言えるものです。
だから、この点において両者には違いがあるのです。