「ならず者」と「不法者」の違い・意味と使い方・由来や例文

ならず者は「まともなことをしない者のこと」。

「悪人」と言い換えると分かりやすい。

不法者は「ルールや法律を無視する者のこと」。

「アウトロー」と言い換えると分かりやすい。

ならず者は不成者と表記します。

まともな人間には成れないという意味になります。

チンピラの様に脅しや詐欺、窃盗をする者を言います。

国際的にもならず者国家があり、国際社会に入れない国家と言う意味です。

「ならず者」は不成者

「ならず者」は社会的な道徳観念を喪失している人間のことで、犯罪をしても罪悪感を持たず規則やルールは無視し法律違反も気にしません。

いわゆるチンピラや非合法集団の構成員、半ぐれ者などを指します。

法律違反をすれば刑に服すのですが、出所すれば構成などはせずまた同じ道を歩むのが常です。

厳罰化が出来れば社会は少しでも平和になるのですが、一般的に刑罰は軽い様です。

「不法者」は「ならず者」と変わりはないですが、敢えて法を犯している節があります。

「ならず者」は無意識なのに対し、「無法者」は意識しているのです。

しかし、無頼漢であり成らず者であることは変わりません。

一定の法律やルールのある社会で、法を無視して行動する人間のことを言います。

昔の西部劇に出て来る拳銃をぶら下げた賞金稼ぎの様なものです。

現代では非合法集団や半ぐれ・チンピラの類になります。

「ならず者」は「不法者」であって、「不法者」も「ならず者」なのです。

彼らは社会の落ちこぼれとして存在し、そこから抜け出すことは容易ではありません。

原則的には自覚しかありませんから、いくら刑罰を科したところで無駄なことなのです。

仮に立ち直りの切掛けがあっても、わる仲間がいることから難しくなります。

国際的にもいくつかの国はならず者国家として、独特の理屈を持ち迷惑を掛け続けているのです。

「ならず者」と「不法者」は暴力団員や半ぐれ集団、チンピラになっている若者たちを「ならず者・不法者」と呼んでいます。

国家でも独裁体制国家や社会主義国家は、少なからず「ならず者国家」となっています。

社会の規範や道徳観念が通じない人でもあり、国も同じように独善的な動きをする国家を言います。

国連と言う組織が機能しないのも、これらの国が関係しているのです。