「塵紙」と「鼻紙」と「ティッシュペーパー」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

「塵紙」は、鼻紙や落とし紙に使う粗末な紙です。

英語では「toilet paper」「tissues」「kleenex」で表されます。

「Kleenex」は商標です。

英語では、「a tissue」の代わりに一般的に使われます。

「古い新聞紙は、たいていちり紙交換に出しています」は
「We usually give old newspapers to the collector in exchange for toilet paper for recycling.」です。

「鼻紙」は、鼻汁などをぬぐう紙です。

英語では「a tissue」「a kleenex」で表されます。

「鼻紙で鼻をかむ」は「blow one’s nose with a Kleenex」「blow one’s nose with a tissue」です。

「ティッシュペーパー」は、薄くやわらかい紙です。

英語では「tissues」「kleenex」で表されます。

「tissue paper」は、包装や透写用の薄葉紙を指します。

「塵紙」の意味

「塵紙」は、鼻紙や落とし紙に使う粗末な紙です。

楮(こうぞ)の外皮のくずや古紙から作ります。

元来、楮で白い紙を作る時、取り除いた表皮や黒い皮などを「ちり」といいました。

そして、それですいた紙を「ちり紙」と呼びました。

「鼻紙」「落とし紙」ともいいます。

以下のように使います。

古紙を塵紙と交換する 塵紙交換車

<関連語>
「懐紙・かいし」は、着物を着た時、懐に入れておく和紙です。

「ふところがみ」ともいいます。

特に、茶道ではそれに菓子をとったり、楊枝をぬぐったりするのに用います。

和歌の会では、それに歌を書いて差し出したりします。

「トイレットペーパー」は、水洗トイレで用いる巻紙形の紙を指します。

「鼻紙」の意味

「鼻紙・はながみ」は、鼻汁などをぬぐう紙です。

「ちりかみ」「はなかみ」「ふところがみ」「たとうし」ともいいます。

好色一代男(3)に「世之介鼻紙入取りのこして深く惜しむをきけば」とあります。

以下のように使います。

ポケットから鼻紙を出す 鼻紙入れ 鼻紙袋

<鼻紙袋>
「鼻紙入」に同じです。

鼻紙・薬品・金銭などを入れて懐中する布、または、革製の袋です。

「ティッシュペーパー」の意味

「ティッシュペーパー」は、薄くやわらかい紙です。

本の挿絵の上に挟んだり、美術品などの包装に使ったりします。

また、化粧紙・塵紙としても用います。

「ティシュペーパー」「ティッシュ」ともいいます。

「テーブルにこぼれた水をティッシュペーパーでふく」のように使います。

<薄葉紙>
地合の良い薄い紙の総称です。

20~30g/㎡以下のものをいいます。

インディアペーパー・シガレットペーパー・グラシン紙・複写紙・化粧紙など多くの種類があります。

「塵紙」は 鼻紙や落とし紙に使う粗末な紙、「鼻紙」 は鼻汁などをぬぐう紙、「ティッシュペーパー」は、 薄くやわらかい紙です。

「塵紙」「鼻紙」「ティッシュペーパー」は、類語です。

「懐紙・かいし」「トイレットペーパー」は、これらの言葉の関連語です。

共通する意味は「鼻をかむ時や便所などで使う薄くやわらかい紙」です。

「塵紙」は、鼻紙や落とし紙に使う粗末な紙です。

楮(こうぞ)の外皮のくずや古紙から作ります。

「鼻紙」は、鼻汁などをぬぐう紙です。

「ちりかみ」「はなかみ」「ふところがみ」「たとうし」ともいいます。

「ティッシュペーパー」は、化粧用の薄くて柔らかい上質の紙をいいます。

略して「ティッシュ」ともいいます。

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