表彰は「特定の功績などを称えて、みんなの前で明らかにすること」。
素晴らしい功績を残した人を称えながら、多くがいる前でその事実について発表するような状況を表しています。
叙勲は「国家や社会に対して何らかの貢献をした人に勲章を与えること」。
功績の中でも特定のものだけが対象になる点や多くの前で明らかにするわけではない点が表彰との違いと言えるでしょう。
「表彰」の意味
表彰とは、特定の功績などを称えて、みんなの前で明らかにすることです。
何らかの優れた功績を残した人を称えることをしながら、その事実を大勢の前で発表します。
したがって、表彰式のようなものを開催することが多いのです。
こういった状況はそんなに珍しいものではなく、いろいろなところで行われているものと言えるでしょう。
「叙勲」の意味
叙勲とは、国家や社会に対して何らかの貢献をした人に勲章を与えることです。
勲章を与えるということで、表彰にやや近い意味ではありますが、あくまでも国家や社会に対して貢献した人のみが対象となるので、そこはポイントになります。
それに表彰という言葉と比較すると、叙勲という言葉はややマイナーな状況と評価できるはずです。
「表彰」と「叙勲」の用法や用例
「人命救助をしたことで表彰を受けることになったが、そこまですごいことをした感覚があまりないんだよな。
気が付いたら身体が動いていたというか、そんな感じだ。」
「叙勲は国家や社会に対して何らかの貢献をした人に授けられるものだ。
したがって、かなり限られたシーンでしか使われない言葉と言えるのではないだろうか。」
表彰と叙勲は使用頻度の面で大きな違いがある
表彰は素晴らしい功績を残した人を称えて、発表することです。
叙勲は国家や社会に対して貢献した人に勲章を与えることです。
したがって、両者の意味はやや似ているものの、使用頻度の面で大きな違いがあるのです。
表彰は割といろいろなシーンで見るものの、叙勲はかなり限られたシーンでしか見ないため、実際にそれぞれの言葉を使用する頻度には差が出てきます。