テロリズムは「政治的な目的を達成するために暴力を用いること」。
要するに政治的な目的を達成するために暴力を手段として使うということです。
平和的なやり方ではないと評価できます。
レジスタンスは「権力や侵略者に対して行われる非合法的な抵抗運動のこと」。
暴力などが用いられることもあります。
第二次世界大戦のさなか、ナチスドイツのもとで行われたフランスによるものが特に有名と言えます。
「テロリズム」の意味
テロリズムとは、政治的な目的を達成するために暴力を用いることです。
単純にテロと略すことが多いです。
テロという言葉は割と頻繁に耳にする言葉であり、世界情勢などをチェックしていると、たびたび目にする機会があると言えるでしょう。
日本人にとって身近な存在ではありませんが、言葉としてはかなりメジャーに感じられるはずです。
「レジスタンス」の意味
レジスタンスとは、権力や侵略者に対して行われる非合法的な抵抗運動のことです。
レジスタンスに関しては、どちらかと言えば民衆が行う運動を指しており、多くの人たちにとっては自分たちと同じ立場の人間が主体となっているため、テロリズムと比べると共感しやすい側面があるかもしれません。
しかし、非合法な手段を使うため、実態としてはテロリズムに近いです。
「テロリズム」と「レジスタンス」の用法や用例
「テロリズムは、何らかの政治的な目的を果たすために暴力を用いて行われる。
自爆テロのような、自らの死を厭わないような手段に出ることもあるのが特徴だ。」
「世界史の教科書を読んでいると、レジスタンスについての記述がある。
第二次大戦中にフランスがナチスドイツに対して行った抵抗運動に関して、そういった表現がされているんだ。」
テロリズムとレジスタンスは言葉の知名度が違い
テロリズムに関しては、現代ではたびたび使われており、特にテロ、またはテロリストという言葉は有名です。
しかし、レジスタンスは歴史の教科書などに記述があるだけで、日常的にはまず目にしない言葉と評価できるでしょう。
だから、それぞれが表す内容は近いとしても、言葉の知名度には大きな差がある状況と言えるはずです。