ベタは「ありきたりであること」。
よく見るものであること、特に変わったところがないことという意味で使っていきます。
ただ、熱帯魚の種類でベタというものがあるので、それに関しても一応知っておきましょう。
陳腐は「古臭いもののこと、ありふれていてつまらないこと」。
ベタと同じような意味の言葉です。
ただ、ベタよりは陳腐の方がより使われる可能性が高いです。
「ベタ」の意味
ベタとは、ありきたりであることです。
普通によく見るもの、特別感が全くないものに対して使っていくことが多いです。
ベタという言葉は全員が使うというよりは、一部の人たちが使っていく言葉と言えます。
特に若い人たちの方が好んで使いやすい傾向にあると言えるでしょう。
したがって、若い人であれば見聞きする機会は割とありそうです。
「陳腐」の意味
陳腐とは、古臭いもののこと、ありふれていてつまらないことです。
意味はベタに近い状況ですけど、ネガティブなイメージが込められている言葉です。
したがって、悪い意味で使っていく言葉になります。
ベタに関しては、あくまでもありきたりであるという意味に留まり、それ自体が悪いという評価にはなっていませんが、陳腐は悪いという意味が含まれているのは特徴です。
「ベタ」と「陳腐」の用法や用例
「今回の忘年会では、ベタな案ではあるけれどもビンゴ大会をやろうと思う。
みんなが楽しめるものだから、絶対に盛り上がるに違いないと思うんだよね。」
「君は本当に陳腐なアイデアしか浮かべることができないんだな。
そういう発想ならば誰だってできるんだよ。
他人では浮かばないような、もっと独創的なアイデアを持ってきてくれないかね。」
ベタと陳腐はイメージの部分で違いがある
ベタと陳腐はどちらもありきたりとか、特別な感じがしない、よく見るものという意味がある言葉です。
しかし、それぞれは言葉のイメージに対する部分で違いがあります。
ベタは普通という意味で、それ以上でも以下でもありません。
でも、陳腐は普通でつまらないという意味になるので、悪い意味が込められています。
そこで区別ができるのです。