強化は「十分とは言えない部分を補って、強くしていこうとすること」。
いろいろな手段が考えられますが、例えばトレーニングをして筋力をアップさせようとするケースが挙げられます。
増強は「人員や設備などを増やすことで、働きぶりを強めていくこと」。
増強に関しては、状況をよりよくするという意味で使われやすいです。
したがって、物理的に強くするとは意味が異なっているので、そこは注意点になります。
「強化」の意味
強化とは、十分とは言えない部分を補って、強くしていこうとすることです。
弱いところを見つけて、そこを補っていこうとする行為なので、補強という言葉に近いかもしれません。
強化はいろいろな意味で使われますが、主に人間の身体に対して使用されることが多いでしょう。
トレーニングなどで身体を強くしていくことを強化を呼ぶのです。
「増強」の意味
増強とは、人員や設備などを増やすことで、働きぶりを強めていくことです。
増強に関しては、強化に似ているものの、あくまでも働きぶりを強めていく状況であり、そこが特徴的です。
特定の成果をあげるために、人の数を増やす、優れた設備を作るなどの策をとっていくのです。
したがって、使用できる場面は限られると言えるでしょう。
「強化」と「増強」の用法や用例
「俺は今肉体の強化に努めている。
全身に関して、もっと男らしい身体を作っていきたいと思っているんだ。
だから、日々トレーニングを続けている状況なんだよ。」
「軍備増強を果たすためには今のままでは不十分だ。
人の数を増やして、必要な設備を整えることがどうしても大切になってくる。
外国との争いに勝つにはそのようなプロセスは必須だ。」
強化と増強はともに強くすること
強化と増強については、ともに強くするという意味があり、最終的に起きる状況は似ています。
しかし、強くするためにとる行動やそもそもの動機は異なっているのです。
強化は自分の身体を強くするためにトレーニングなどに励むことであり、増強は特定の成果をあげるために、人の数を増やす、設備を充実させるといった行動をとっていきます。