初心は「まだ十分に慣れていない状態のこと、最初に思い立った決心や考えのこと」。
2つの意味がありますが、前者に関してはほぼ初心者という言い方をします。
後者の方がやや有名と言える可能性があるでしょう。
初志は「最初に思い立った望みや志のこと」。
初心に近い意味を持っており、この点においては区別するのは難しいです。
「初心」の意味
初心とは、まだ十分に慣れていない状態のこと、最初に思い立った決心や考えのことです。
2つの意味があるので、その都度区別をしていかないといけませんが、前者についてはほとんど初心者という言い方をします。
だから、初心については後者の意味の方で使うケースがかなり多いので、そこはちゃんと頭に入れておいた方がいいでしょう。
「初志」の意味
初志とは、最初に思い立った望みや志のことです。
初心にも同じような意味があるので、意味の区別をするのはちょっと難しいと感じるかもしれません。
ただ、初心は決心や考えですけど、初志は望みや志なので、そこが微妙に異なっていると言えるでしょう。
初心と比べると、初志という言葉を使う機会はそこまで多くないと評価できます。
「初心」と「初志」の用法や用例
「私は自分の初心を大切にしたい。
最初に思い立った決心を曲げることなく、それを貫いていくことにこだわりたい。
そういう人生こそが私らしいと思うから。」
「私は初志に関していつまでも忘れないだろう。
私が最初に立てた望みだから、そういった部分はいつまでも心に残り続ける。
そして、この望みについてはいつかは絶対に達成したいんだ。」
初心と初志は意味はほぼ変わらない状況
初心は最初に思い立った決心や考えで、初志は最初に思い立った望みや志です。
したがって、両者の意味の違いは非常に微妙と評価できるでしょう。
しかし、初心はまだ慣れていない状況という意味も持っています。
したがって、こういった部分で違いが存在しているので、一応見分けることはできるはずです。
でも、この場合には初心者という言い方をしていくことがほとんどです。