不甲斐ないは「意気地がないこと」。
言い換えるならば、だらしないという言い方が可能です。
特定の人間に対して低い評価をするときによく使う言葉です。
情けないは「同情の余地がないこと、みじめであること」。
どちらの意味でも使いますが、一般的には後者の方が有名です。
元々は前者の意味ではありますが、現代では後者の意味で使うことが多く、自分に対して使用するシーンが特に顕著と言えるはずです。
「不甲斐ない」の意味
不甲斐ないとは、意気地がないことです。
見た目で言えば、だらしないといった状況に見える可能性が高いです。
基本的には悪い意味の言葉なので、特定の人物を低く評価するときにはよく使われます。
ただ、不甲斐ないという言葉は漠然と望ましくないという意味を表すときに使われるため、その時々によって具体的な意味は変わります。
「情けない」の意味
情けないとは、同情の余地がないこと、みじめであることです。
本来は同情の余地がないという意味で使用されていましたが、現代ではみじめであるという意味の方が有名になっています。
特定の人を見て、みじめな状況であると評価するときに使っていきます。
情けないという言葉はかなり頻繁に見聞きする可能性があると言えるでしょう。
「不甲斐ない」と「情けない」の用法や用例
「今回の成績は本当に不甲斐ないな。
立派な成績を残そうと思ってここまで努力を重ねてきたのに、全く納得のいかない結果に終わってしまった。
本当に自信喪失といった感じだな。」
「あの人はちょっと失敗しただけですぐに諦める癖があるな。
本当に情けないように見えてくるよ。
失敗は誰でもあるんだから、そこで諦めるのは非常にもったいないのに。」
不甲斐ないと情けないはともに低い評価を表す言葉
不甲斐ないと情けないはそれぞれの意味は微妙に異なっているものの、どちらも特定の人物を低く評価するときに使っていきます。
したがって、そこに関しては共通しているのです。
自分に対して使うこともありますけど、どちらかと言えば他人の特定の言動などを見たときに使用する傾向があるので、そこに関しては頭に入れておきましょう。