「料理」と「調理」と「炊事」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

「料理」は、材料に手を加え食物をこしらえることです。

また、そのこしらえたものを指します。

英語では「cooking」「cuisine」「a dish」「food」で表されます。

「調理」の意味の場合「cooking」を使います。

「特定の高級な料理法」の意味の場合「cuisine」です。

「調理されたもの」の意味の場合「「a dish」「food」です。

「当店はフランス料理を得意としております」は「Our specialty is French cuisine.」です。

「調理」は、食品を料理することです。

英語では「prepare」「cook」で表されます。

「下ごしらえ」の意味の場合「prepare foods」を使います。

熱を加えて調理する場合「cook foods」です。

「調理法」は「the art of cooking」「cookery」「recipe」です。

「炊事」は、食物を煮炊きすることです。

英語では「cook」で表されます。

「彼は炊事当番になった」は「He was put on mess duty.」

「炊事道具」は「a kitchen utensil」「kitchenware」です。

「料理」の意味

「料理」は、以下のような意味です。

①はかりおさめることです。

物事をうまく処理することです。

太平記(32)に「南方へ取り立て奉らんとせられけるが、兎角料理に滞つて」とあります。

②材料に手を加え食物をこしらえることです。

また、そのこしらえたものを指します。

「調理」のことです。

新猿楽記に「包丁・料理・和歌・古歌、天下無双の者なり」とあります。

以下のように使います。

自分で料理する 料理は苦手だ フランス料理 一品料理

魚料理 家庭料理 敵を料理する

「調理」の意味

「調理」は、以下のような意味です。

①物事を調えおさめることです。

②料理をすることです。

「割烹」と同じ意味です。

以下のように使います。

自分で調理する 調理パン 調理師

魚を調理する 調理台 調理法 調理器具

<関連語>

「調味」は、食べ物に味をつけて口に合うようにすることです。

「調味料」「みりんを入れて調味する」のように使います。

「炊事」の意味

「炊事」は、食物を煮炊きすることです。

調理して食物を作ることです。

以下のように使います。

炊事・洗濯一切自分でやる 炊事場

炊事当番の兵士 炊事は苦手だ 炊事道具

<関連語>

「割烹」は食べ物を作ることです。

または、和風の料理で酒を飲ませる店のことをいいます。

「割烹着」「大衆割烹」のように使います。

「クッキング」は、料理することです。

また料理法のことです。

「クッキングスクール」のように使います。

「料理」は 材料に手を加え食物をこしらえること、「調理」は 食品を料理すること、「炊事」は、 食物を煮炊きすることです。

「料理」「調理」「炊事」「煮炊き」は、類語です。

「調味」「クッキング」「割烹」は、これらの言葉の関連語です。

共通する意味は「食物として口に合うように材料を調え加工すること」です。

「料理」は、一般的に使われます。

色々な材料を、さまざまな方法で食べれるようにすることです。

「料理」 には「中華料理」「家庭料理」のように、「食べられるように作った食べ物」という意味もあります。

「こんな相手は軽く料理できる」のように、事柄を手際よく処理することを俗にいいます。

「調理」は、特に仕事として大勢の人の食事を作る場合に用います。

「炊事」は、家庭や下宿などで家族や自分のための食事を作ることをいいます。

「煮炊き」は、おかずを煮たり飯を炊いたりすることです。

最新の記事はこちらから