廃絶は「廃れて絶えること、廃止したうえでなくすこと」。
こういった意味の言葉ですが、見た目から想像がつくような意味となっているので、そこまで難しくないでしょう。
滅絶は「滅ぼしてなくすこと、滅んでなくなること」。
こちらも見た目通りの意味と言えます。
滅ぶという点が特徴であり、そこは廃絶との大きな違いと評価できます。
「廃絶」の意味
廃絶とは、廃れて絶えること、廃止したうえでなくすことです。
廃れてしまったために何かが絶えることはよくあると言え、世の中のブームなどが該当します。
廃止したうえでなくすことについては法律とか制度など、いろいろなものが該当するので、こちらもよくある状況と表現できます。
つまり、廃絶は割と馴染みを感じやすい言葉なのです。
「滅絶」の意味
滅絶とは、滅ぼしてなくすこと、滅んでなくなることです。
前者に関してはそこまで頻繁に生じるものではないですけど、後者に関しては自然発生的に起きる可能性があります。
生物などは自然と滅んでしまい、なくなることがありますから。
ただ、廃絶と比較するとそこまでメジャーな状況ではないので、馴染みを感じづらい言葉と評価できます。
「廃絶」と「滅絶」の用法や用例
「世界的には核廃絶の動きもあるが、核兵器がこれだけ広まっている現状を見ると、完全になくすことは不可能に近いんじゃないかな。
かなり難しい状況だと思う。」
「世の中ではいろいろな生物の種が日々滅絶している。
そういった状況に私たちは気付かないし、関心を寄せることもしないと思われるが。
この状況は確実に存在しているだろう。」
廃絶と滅絶は頻度が異なる
廃絶と滅絶はやや似た意味を持った言葉と評価できますけど、それぞれは発生する頻度が異なります。
廃絶は日常生活の中でたびたび起きており、人々はその状況を実感することがしやすいです。
しかし、滅絶はそこまで頻繁に起きる状況ではないですし、人々が発生を実感することは難しいと言えるでしょう。
したがって、そこに違いがあると評価できます。