「しとしと」と「じとじと」の違い・意味と使い方・由来や例文

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しとしとは「梅雨のように小雨が降る様子のこと」。

「梅雨」と言い換えると分かりやすい。

じとじとは「梅雨のように湿気が大変に多い様子のこと」。

「湿気」と言い換えると分かりやすい。

しとしとは連続的に小糠雨の様な雨が降ることで、梅雨の時期に現れる気候になります。

じとじとはそのような気候の時に感じる湿った空気のことです。

「しとしと」は静かに降る小糠雨

「しとしと」降る雨は音もなく静かに降る小糠雨のことです。

梅雨時に毎日の様に降る余り激しいものではなく、梅雨空特有の雨のことです。

「しとしと」に該当する漢字は見当たりませんが、静かに降る様子を表す擬声語としてのオノマトペとして最適です。

「毎日しとしとと雨が降り続く」「しとしとした雨は梅雨の特徴だ」などと使います。

「じとじと」は湿っぽいこと

「じとじと」は湿気を表すオノマトペです。

程度はびっしょりとしっとりの中間の感じの少し水分を感じる言葉です。

じめじめした湿った環境で、ものや体が湿気を吸って不愉快な状態になることを言います。

「じとじととまつわり付くように降る雨」「じとじととした体にべったりとシャツがくっ付いた」「じとじととして雨が降る」などと使います。

「しとしと」は雨が降る様子、「じとじと」は湿気た空気の様子

「しとしと」は雨の降り方を表現して一部のことです。

大した雨ではないのに、長く続いている状態のことです。

そのような時の空気の状態は「じとじと」としたものになります。

「梅雨にしとしと雨が続くのは止むを得ないことだが、じとじとした感触はかなわないものだ」「じとじとしていると、部屋干しも難しい」などと使います。

「しとしと」と「じとじと」とは

「しとしと」は雨が止むことなく静かに降る様子のことです。

「静かに」がポイントです。

音がしないので大した雨ではないのですが、長く続くことが特徴です。

「じとじと」はそのような時に現れる湿度90%以上のような湿った空気の感じのことです。

物や体が湿気を感じて不愉快な目に合うことです。

カビがはびこる原因ともなる環境です。

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